
第30回
Museum from Home:泉屋博古館「モネからはじまる住友洋画物語」
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第30回は、3月14日の開幕が延期となっている泉屋博古館「モネからはじまる住友洋画物語」をご紹介します。

第30回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第30回は、3月14日の開幕が延期となっている泉屋博古館「モネからはじまる住友洋画物語」をご紹介します。

多治見市文化財保護センターで開催中の「尼ヶ根古窯─瀬戸黒のはじまり─」は、安土桃山時代に操業されていた「尼ヶ根古窯」でつくられた「瀬戸黒」に焦点を当てた展覧会(現在は休館中)。本展にみる瀬戸黒の変遷と「陶芸の前衛」について、清水穣が論じる。

当初、3月21日に開館予定だった京都市京セラ美術館(京都市美術館)は、新たな開館日を5月26日と決定した。なお当面のあいだ来館は府民限定となる。

大阪にある国立国際美術館は、6月2日に再開することを発表した。国立美術館のなかではもっとも早いタイミングでの再開となる可能性がある。

5月18日はICOM(国際博物館会議)が定めた「国際博物館の日」。コロナ禍で多くの美術館・博物館が閉ざされているなか、ICOM会長が発したメッセージとは?

千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」は、県への緊急事態宣言を受け、2020年4月8日以降、滞在アーティストの受け入れを一時停止中。そんななか、アーティスト・イン・レジデンスの活動を最善のかたちで再開するための第一歩として、松戸駅から60分圏内に居住するアーティストが対象のプログラム「MATSUDO "QOL" AWARD」をスタートした。

5月4日〜14日にオンラインで開催されたサザビーズのコンテンポラリー・アート・デー・オークションが、1370万ドル(約14億6800万円)の売上を記録。この数字は、これまで同社のオンライン・オークションにおける過去最高額の2倍以上のものだ。

横浜国立大学が、同大准教授の藤原徹平と平倉圭を中心に、都市と芸術の在り様を問う対話と実践のオンラインプログラム「都市と芸術の応答体2020」を開講。ゲストアーティストに映画監督・三宅唱を迎え、1年間を通じてワークショップやミーティングを行う。応募開始は5月18日から。

第29回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第29回は、開催日未定となっている国立新美術館「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」をご紹介します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの美術館で展覧会を「見に行くことができない」状態が続いている。アーティスト・三上晴子のコンセプトであった「被膜(皮膜)世界」は、防護服やマスクの意味も一変した現在の生活と、その奇妙さを示すものだった。三上の作品を手がかりとして、こうした状況を椹木野衣が論じる。

マウリツィオ・カテランが、ニューヨークのニュー・ミュージアムのサイトでオンラインプロジェクト「Bedtime Stories」を発表した。イギー・ポップやタシタ・ディーンなどの友人、アーティスト、パフォーマーを招き、就寝前の物語を毎日配信する。

バーチャル空間でアートを楽しむプラットフォームを制作するAcute Artが、オラファー・エリアソンとコラボレーションした新たなARプロジェクト「WUNDERKAMMER」を発表した。エリアソンの代表作として知られている巨大な人工の太陽のインスタレーションをはじめとするアート作品を自宅で楽しむことができる。

アーティスト・井⽥幸昌の国内初となる作品集が6月2日に刊⾏。これを記念して、銀座 蔦屋書店のイベントスペース「GINZA ATRIUM」では展覧会も開催される。会期は6⽉2⽇〜30⽇。

新型コロナウイルスの影響で臨時休館が続くなか、高精細なVRで展覧会を公開する取り組みが増えている。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、イベントが次第に自粛されつつあった3月にいち早く企画されたオンライン映像祭。映像作家の佐々木友輔が発案し、荒木悠とともに映像作家たちに呼びかけ、9作家が参加し、3週間にわたって開催された。アーティストの大岩雄典が、コロナ禍の身体的な影響に触れながら作品群を分析する。

オンラインとリアルな展覧会会場において、アートにおける「ダーク」を公開するという「ダークアンデパンダン」がスタートした。

大阪市博物館機構は、同機構が運営する5館について再開日程を発表した。5月21日から順次再開する。

ドイツのメルケル首相が5月9日に行った演説では、「連邦政府は芸術支援を優先順位リストの一番上に置いている」とし、文化を重視する姿勢が強調された。その演説を日本語訳し、テキストでお届けする。

新型コロナウイルス感染症の対策のため、公演の中止や延期が相次いだ舞台芸術界。損害額調査の結果を受け、舞台芸術業界が危機的状況だという認識のもと「緊急事態舞台芸術ネットワーク」が形成された。

開館30周年を迎えるワタリウム美術館が、過去のイベント映像の有料配信サービス「ワタリウム・オンライン・アーカイブ」を開始した。この開設を記念し、期間限定で映像の無料配信も行う。