
第25回
【シリーズ:BOOK】デジタル技術で変化した「写真」の枠組みを探る。清水穣『デジタル写真論』
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」1冊目は、デジタル技術の進歩がもたらした「写真」という枠組みの変化を探る、清水穣『デジタル写真論』を取り上げる。

第25回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」1冊目は、デジタル技術の進歩がもたらした「写真」という枠組みの変化を探る、清水穣『デジタル写真論』を取り上げる。

過剰ともいえる緻密な鉛筆の線描写や独特の筆致によって、オブセッションや恐怖、恋愛などを描く佐藤允。その個展「Øth(zeroth)」が、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は6月6日〜7月11日。

新型コロナウイルスの影響で、平時では行われないような個人の健康、身体の監視と検査が広がる今日。このウイルスによって様々な監視システムが次々と露呈したが、それを無自覚に受け入れてしまっている人も少なくないだろう。この現況を危ぶみ、今日は政府による管理システムやサイバーセキュリティなど、インターネットに関わる様々な社会問題を主題とするアーティストデュオ「!メディアングルッペ・ビトニック」を取り上げたい。社会学者の毛利嘉孝がその活動を論じ、ポストコロナ時代の自由を考える。

北京で開催されている全国人民代表大会で可決された香港の「国家安全法」に対し、1500人以上の香港の文化・芸術関係者が反対声明を発表した。芸術表現や言論の自由、文化交流における検閲が懸念されている。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月31日まで臨時休館中の水戸芸術館。6月2日より一部の施設の利用を再開する。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月末から臨時休館中の東京国立博物館。今回、首都圏を対象とした国の緊急事態宣言が解除されたことを受け、6月2日より一部の展示施設を開館する。当面のあいだ、入館には事前予約が必要となる。

金沢21世紀美術館が、6月27日の再開を発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でオープンが延期となっていた「アップリンク京都」。緊急事態宣言の解除を受け、6月11日に正式にオープンすることが決まった。

政府の第2次補正予算案が27日に閣議決定された。今回の補正予算では、文化芸術支援に560億円が計上されているのが大きな特徴だ。

6月16日から東京国立博物館で開催される予定だった「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会期を延期することを発表した。

新型コロナの影響で、主催するテートが2020年のターナー賞の開催を取りやめることを発表した。賞の代替として、10人のアーティストに授与される「ターナー奨学金」を設置する。

スペイン発のファッションブランド「ロエベ」の2020〜21年秋冬コレクションは、「ファッションと遊ぶことを愉しむ」がテーマ。セラミックアーティスト桑田卓郎の作品があしらわれたコレクションピースに注目だ。

東京・白金台の東京都庭園美術館が、6月1日の再開を発表した。

東京・恵比寿の東京都写真美術館が、6月2日に再開することを発表した。

清澄白河の東京都現代美術館は、6月2日に一部再開し、6月9日には全館再開することを発表した。

上野の東京都美術館は、臨時休館を6月30日まで延長すると発表した。

4月3日から休館していたポーラ美術館が、6月1日に再開。「モネとマティスーもうひとつの楽園」展は展示内容を変更して開催される。会期は11月3日まで。

バンクシーによる最新作で、イギリスのサウサンプトン総合病院に展示されている《Game Changer》が、盗難未遂にあっていたことがわかった。

第35回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第35回は、開幕が延期となっている長野・上田市の上田市立美術館 「コレクション展 中村直人ー異才の表現ー」をご紹介します。

緊急事態宣言が解除され、続々と再開されている各地の美術館・博物館。しかし各館には新型コロナウイルス感染防止対策が求められ、その対応は様々だ。ここでは、5月8日に再開した和歌山県立近代美術館を例に、同館学芸員・青木加苗による備忘録をお届けする。