5人のアーティストがキュレーションする現代美術展。「荒れ地のアレロパシー」が日本橋三越で開催

日本橋三越本店の現代美術ギャラリー・MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYで、5人のアーティスト(黒坂祐、石毛健太、布施琳太郎、鈴木操、齋藤恵汰)がキュレーションをする展覧会「荒れ地のアレロパシー」を開催される。会期は8月12日〜8月24日。

「荒れ地のアレロパシー」メインビジュアル

 日本橋三越本店のMITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYで、黒坂祐、石毛健太、布施琳太郎、鈴木操、齋藤恵汰の5人のアーティストがキュレーションをする展覧会「荒れ地のアレロパシー」を開催される。会期は8月12日〜8月24日。

 展覧会のタイトルとなっている「アレロパシー」とは、ある植物が他の植物の成長を阻害するために、物質を放出したり、動物や微生物を防いだり引き寄せたりする、といった効果の総称。

 同展でキュレーションを行う5人の作家は、それぞれのアーティスト活動と並行して様々な企画や制作を行っている。現代美術において、そうした状況を今後も育んでいくための条件を探るため、今回の展覧会は企画された。

黒坂祐 allelopathy of the wasteland 2020

 同展キュレーターのひとりである黒坂祐は、開催にあたり以下のようにコメントしている。「作家たちは歴史を更新することや資本主義からの脱却を夢見つつ、販売される形式からは逃れられない。この構造を批判的に考えながらも、その構造に対して、それぞれのクラスターが独自の妥協点や条件を模索している。多様性や独自性を見出しつつ、それぞれの違いや輪郭、ゆずれない点などをはっきりとあぶりだすことも本展の目的である」。

 参加作家は以下のとおり。黒坂祐のキュレーションで黒坂祐。石毛健太のキュレーションで、小林椋、Kazquiz。布施琳太郎のキュレーションで上村洋一、岸裕真、布施琳太郎。鈴木操のキュレーションでHachi(BALMUNG)、MLK、Shoichi Aoki、Taka Kono、鈴木操。齋藤恵汰のキュレーションで亜鶴、湯浅万貴子、MADARA MANJI。 

編集部

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