6月より日時指定予約制にて再開した東京・お台場の常設ミュージアム「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」。そこに、ふたつの新作が加わった。
ひとつは、異常に増え続け、一斉に散る巨大な花の作品《増殖する無量の生命》。花々が1本1本生まれ、約10万本まで増殖し、そして散り朽ちていくものだ。来場者が触ると、花の方から倒れかかるように折れ曲がり朽ちていき、そして新しいものが生まれる。また、季節に応じて花々も移り変わっていき、8月はひまわり、朝顔、藤の景色を体験できる。
もうひとつは、数万匹の蝶が空間に舞う作品《境界のない群蝶、超越する空間》だ。無数の蝶の群れに身体ごと没入すると、人々は身体と作品世界との境界も失っていく。
また、季節の変化とともに一部の作品の展示内容も移り変わっていく。《呼応するランプの森》には、8月から9月にかけて《呼応するランプの森 - ワンストローク、Metropolis》が登場。また、《積層された空間に咲く花々》には朝顔が誕生し、《地形の記憶》ではホタルなど夏の景色を鑑賞できる。
なお、会場内のティーハウス「EN TEA HOUSE」を事前に予約できるサービスも公式チケット販売サイトでスタート。8月にはひまわりやゆりが登場。お茶に季節の花々が咲き続ける無限の世界を楽しみたい。