
第8回
【今月の1冊】ゴダールに捧ぐ、佐々木敦の1冊丸ごと映画作家論
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、さまざまな書籍を紹介。2016年5月号では、シネフィル(映画狂)にこよなく愛される映画作家、ジャン=リュック・ゴダールに迫る佐々木敦著『ゴダール原論 映画・世界・ソニマージュ』を取り上げた。

第8回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、さまざまな書籍を紹介。2016年5月号では、シネフィル(映画狂)にこよなく愛される映画作家、ジャン=リュック・ゴダールに迫る佐々木敦著『ゴダール原論 映画・世界・ソニマージュ』を取り上げた。

発生から間もない東日本大震災の被災現場を取材し続け、記録を地域の未来に生かそうと、異例の展示方法を試みたリアス・アーク美術館(宮城・気仙沼)の常設展「東日本大震災の記録と津波の災害史」。同館の山内宏泰学芸員へのインタビューにて、被災現場写真に添えた長文のエピソードや「被災物」ストーリーの創作、そして自然との共存による「減災」について語ってもらった。今回は、リアス・アーク美術館のその他の活動について、また自身の考える学芸員やこれからの美術館のあるべき姿についてお届けする。

2013年4月にリアス・アーク美術館(宮城・気仙沼)でオープンした常設展「東日本大震災の記録と津波の災害史」。目黒区美術館でのサテライトとして、この常設展を編集した「気仙沼と、東日本大震災の記憶」展の開催に寄せて、リアス・アーク美術館の山内宏泰学芸員にインタビューを行った。当時の被災現場やこれからの美術館について語ってもらったなかから、自身も被災しながらも敢行した震災現場の取材、異例の展示方法を試みた震災の記録展、そして今後の災害対策についてお送りする。

第6回
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第6回は、児童文学作家・翻訳家、石井桃子の評伝『ひみつの王国』を繙き、彼女の住んだ街をめぐりながら、激動の20世紀を生き抜いたひとりの女性の面影を追う。

初心者にもやさしい直感的な操作が可能な多機能・低価格のペイントソフトとして、多くのクリエイターに支持を得ているペイントソフト「openCanvas」。その魅力を、同ソフトのメインアートワークを手がけた人気イラストレーター・藤ちょこさんが、声優の上田麗奈に教える連載です。デジタルイラストの制作はまったく初めてという上田も、回を重ねるごとに成長。自分らしい表現に磨きをかけています。前回(第3回)では、描いた線画の頭部を中心に色を塗り表情をつけました。今回は色を塗るだけでなく、色面の効果的な演出に挑戦します。

ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION(以下、アジカン)が、ニューアルバム『Wonder Future』を2015年5月にリリース、7月から全国30公演を巡るホールツアー「ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2015 Wonder Future」を展開した。このステージセットとドローイングを担当したのが、思想家の内田樹(うちだ・たつる)の自宅兼道場「凱風館」を設計するなど、個性的な活動で知られる建築家・光嶋裕介だ。ミュージシャンと建築家がコラボに至った経緯、お互いのどこに惹かれ、どのようにステージをつくりあげていったのか。ライブという「総合芸術」の可能性について話を聞いた。

荒木悠は思春期をアメリカのナッシュビルで過ごし、近所にあるパルテノン神殿の原寸大のレプリカを見て育った。横浜美術館で2016年4月3日まで開催されていた「荒木悠展 複製神殿」では、ナッシュビルとギリシャの首都アテネにある「パルテノン神殿」をテーマにした新作を発表した。いま「複製」の時代に、荒木悠が見出す「真正」とはいったい何か? 作品のために実際に訪れた外国でのエピソードとともに、作品制作について語ってもらった。

第7回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、さまざまな書籍を紹介。2016年4月号では、初期写真技術であるカロタイプの発明者ウィリアム・ヘンリー・フォックス・トルボットによる世界初の写真集『自然の鉛筆』を取り上げた。

第1回
1979年スペイン・トレド生まれの川久保ジョイは、写真、映像、光や音などを用いたインスタレーションを制作している。銀座という場の歴史を参照しながら、ギリシャ神話を題材に現代社会のあり方を考察する作品6点を展示した個展「Fall/フォール」を中尾拓哉がレビューする。

第92回
ジャンルを越えて新しいアートの可能性を探る展覧会シリーズ「東京アートミーティング」が東京現代美術館で開催された。第6回目を迎える今回は「東京」をテーマに、さまざまな領域のプロフェッショナルによる展示空間のキュレーションやアーティストが新作を発表。複雑化する都市・東京にフォーカスした本展を、椹木野衣がレビューする。

静物や風景をひたすら描き続けたイタリアの画家、ジョルジョ・モランディの大規模な回顧展「ジョルジョ・モランディ─終わりなき変奏」が、東京ステーションギャラリーで開催されている。フォーヴィスムや未来派が興隆した20世紀初頭に、日常のモチーフを組み替えながら無数のイメージを生み出したモランディが目指したものとはなんだったのか。静物画の「ヴァリエーション」に焦点を当てた本展について、そしてモランディの画業について、東京ステーションギャラリー・担当学芸員の成相肇に聞いた。

第4回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会をキュレーターとして扱ってきた櫛野展正。自身でもギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。櫛野による連載企画「アウトサイドの隣人たち」第4回は、自宅に手づくりの城を築いた、古志野利治(こしの・としはる)さんを紹介する。

地割れした大地や固結したマグマを思い起こさせる、素材のひび割れを特徴とした作品で知られるメキシコ生まれのアーティスト、ボスコ・ソディ。ソディは化学工学の知識を応用し、訪れた土地の地理的、文化的な条件を参照しながら、素材を確かめるように素手で作品を制作している。2015年9月、SCAI THE BATHHOUSE(東京・谷中)で開催された「Rhus Verniciflua」展のために来日したソディにインタビューし、作品制作について語ってもらった。

ストリート・アーティストのバンクシーが2013年10月に行った活動を追ったドキュメンタリー映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』。 本作は、1か月間毎日1点ずつ、ニューヨークの路上に彼が残した作品を、人々が探し求める様子を追いかけている。同内容を紹介するドキュメント本『バンクシー・イン・ニューヨーク』 (パルコ)も発売中だ。現代社会に内在した問題を提起するアーティスト・丹羽良徳が、映画についてつづった。

ポスト・インターネットの旗手として注目される、オーストリア出身のアーティスト、オリバー・ラリック。彼は、古典彫刻からアニメキャラクターまで、ありとあらゆるイメージを複製し、流転、変異させていく。この時代におけるイメージの問題に取り組む作家に話を聞いた。

初心者にもやさしい直感的な操作が可能な多機能・低価格のペイントソフトとして、多くのクリエイターに支持を得ているペイントソフト「openCanvas」の魅力を、連続講座を通じてご紹介しています。openCanvasでのデジタルイラストに挑戦するのは、声優の上田麗奈。デジタルイラストの制作はまったく初めてという上田の講師を務めるのは、同ソフトのメインアートワークを手がけた人気イラストレーター・藤ちょこさん。前回(第2回)は、ラフの上に線画を描きました。第3回となる今回は、下地の色を塗っていきます。

第5回
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第5回は、ミヤギが東京スカイツリー(以下、スカイツリー)と東京タワーに実際に登りながら、上田岳弘の短編「双塔」と『異郷の友人』の世界で描かれた、作家の想像力に迫ります。

第6回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から、エッセイや写真集、図録など、注目したい作品を紹介。2016年3月号では、ロバート・ラウシェンバーグを中心に据えて戦後アメリカ美術の受容の過程を丁寧に読み解いた、池上裕子著『越境と覇権 ロバート・ラウシェンバーグと戦後アメリカ美術の世界的台頭』を取り上げた。

イギリスの建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立された国際的建築設計組織「フォスター+(アンド)パートナーズ」は、これまで世界45か国で300のプロジェクトを遂行し、革新的なアイデアで建築や都市を創造し続けている。その日本初の大規模展覧会が、森美術館の主催により、2016年1月1日〜2月14日、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにあるスカイギャラリーで開催された。さまざまな資料とともに「フォスター+パートナーズ」の軌跡を紹介する本展を、「3.11以後の建築」展を企画した金沢21世紀美術館の鷲田めるろが読み解く。

第91回
アメリカ・ニューヨークを拠点に活動し、テクノロジーと様々なメディアを駆使した演出で現代演劇の最先端を走る前衛劇団、ウスター・グループ。その初来日公演が2015年末に東京・青山のスパイラルホールで実現した。19世紀にアメリカで発祥したキリスト教団体「シェーカー」の聖歌のレコードをもとにした本作を、椹木野衣がレビューする。