
第20回
[ARTIST IN FOCUS]照屋勇賢:ポップ・アートを通じた批判的な眼差しが持つ両義性
既製品や身近なオブジェクトを用いた作品をはじめ、自身の生まれ故郷である沖縄が抱える複雑な問題や固有の歴史を映し出した作品を発表してきた照屋勇賢。沖縄では初となる大規模個展を沖縄県立博物館・美術館にて開催した作家に、これまでの歩みと、多様なテーマや表現手段の基盤となる考えを聞いた。

第20回
既製品や身近なオブジェクトを用いた作品をはじめ、自身の生まれ故郷である沖縄が抱える複雑な問題や固有の歴史を映し出した作品を発表してきた照屋勇賢。沖縄では初となる大規模個展を沖縄県立博物館・美術館にて開催した作家に、これまでの歩みと、多様なテーマや表現手段の基盤となる考えを聞いた。

世代・表現領域の異なる6人の日仏アーティストがアートを通じてエコロジーを問う展覧会「遍在、不死、メタモルフォーゼ」が、京都の瑞雲庵で開催されている。会期は5月26日まで。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために演出を中止していた、グランフロント大阪の中谷芙二子による霧の彫刻《霧の彫刻・SEA FOG》の公開が再開した。

国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞」が今年も作品の募集をスタートした。2024年度の受付は6月30日18:00まで。

第19回
10年ぶりとなる美術館での個展「遅れるものの行方」を水戸芸術館で開催した今村源。京都の豊かな自然と渓流の音に包まれた今村の仕事場を訪ね、同展の出品作を中心に、表現の根底にあるものについて話を聞いた。

千葉県東部の⼭武市を舞台に「山武市百年後芸術祭」が5月19日まで(土日祝日のみ)開催中。17組のアーティストが⼭武市の独特な歴史や⾵⼟を⾒つめて制作した作品が展開されている。その様子をレポートする。

2024年5月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

根津美術館が誇る尾形光琳の傑作、国宝《燕子花図屏風》の恒例となる特別公開が始まった。毎年切り口を変え、様々なアプローチから作品の魅力に迫る「特別展 国宝・燕子花図屏風」。本年のテーマは、「デザインの日本美術」。

渋谷ヒカリエで5月12日まで開催中の大岩オスカール展「乱流時代の油ダコ」。1999年に描いた作品《水族館》から派生した「オイル・オクトパス」を新作で表現した理由など、作家本人に話を聞いた。

第18回
「私たちは部分しか見ることができない」ということをテーマに、ミニマムな形や場所性を生かしたインスタレーションで、世界との関係を体感させる作品を展開してきた寺内曜子。新作の発表が続くいま、改めて寺内の制作を貫いているコンセプトの核心に迫る。

20世紀を代表する巨匠、ジョルジョ・デ・キリコの10年ぶりとなる大規模回顧展「デ・キリコ展」。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

東京・中目黒の104 GALERIEを会場に、日本で初めての個展「The Battle of Shahbarghan —シャバーガンの戦い」を開催中のアレックス・カネフスキー。ロシアに生まれ、20代の頃からアメリカを拠点に活動を続けてきたカネフスキーは、思想や意味などに関係なく、ただ絵としての表現にこだわるという。個展会場でインタビューを行った。

アーティスト・KYNE(キネ)の日本初となる大規模個展、特別展「ADAPTATION - KYNE」が福岡市美術館で開催中。オフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

世田谷文学館で開催中の「伊藤潤二展 誘惑」(〜9月1日)。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

国立新美術館で開催中の「マティス 自由なフォルム」。同展の中心となっている「切り紙絵」誕生のプロセスに迫る。

20世紀を代表する巨匠、ジョルジョ・デ・キリコ。その作品について鑑賞のヒントになるような7つのポイントをご紹介。

第21回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第21回は、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の展覧会「須藤玲子:NUNOの布づくり」(〜5月6日)をピックアップする。須藤作品の素晴らしさや本展を企画した背景、そして近年、テキスタイル作品に対する注目が高まる理由などについて本展の企画者・高橋瑞木が語る。

世田谷美術館で開催中の「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」(~6月30日)。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)で活躍した17名の写真家たちに焦点を当てる展覧会「Human Baltic われらバルトに生きて」が、東京・表参道のスパイラルガーデンで開催。会期は5月27日〜6月9日。

山形県酒田市の土門拳記念館が、2025年4月より美術館の呼称を「土門拳写真美術館」に変更。改称に伴い、新しいロゴマークを公募する。