日本を代表するファッションブランドのひとつである「KEITAMARUYAMA」。その30周年を記念した展覧会として、丸山百景「ケイタマルヤマ遊覧会」が表参道ヒルズ 本館B3F スペースオーとラフォーレ原宿 6F ラフォーレミュージアム原宿で開幕した。
本展のキュレーションは、東京都現代美術館学芸員の藪前知子。表参道ヒルズでは「FASHION」をテーマに、アトリエの再現から放射線状に広がるアイデアブック、初公開となる1000種類以上のテキスタイル原画、1994AWデビューコレクションから2023AWまでのコレクションが一堂に展示されている。
会場には、30年という長い年月のなかで、KEITAMARUYAMAを纏い、人生の物語を紡いだ人々からエピソードとともに寄せられた思い出の写真も並ぶ。
注目すべきは服が時空を超えて旅する展示。「会場に再現したアトリエからデザインが生まれ、テキスタイルとなり、洋服に形を変え、人の手に渡って思い出になる」という、クリエイティブな旅路を巡ることができる壮大な空間だ。
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