甲斐荘楠音。京都で見る、日本画と映画を越境した唯一無二の存在
醜さも含めた人間の生々しさを描いた異色の日本画家・甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)。その美術館で二度目となる回顧展「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が、京都国立近代美術館で始まった。会期は4月9日まで。
醜さも含めた人間の生々しさを描いた異色の日本画家・甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)。その美術館で二度目となる回顧展「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が、京都国立近代美術館で始まった。会期は4月9日まで。
東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIでアーティスト・添田奈那の個展「I’m fine」が開催。無名のキャラクターたちを再構築することで「声なき弱者」の怒りを代弁させる。会期は2月17日〜3月11日。
ロエベ財団が2016年より行っている「ロエベ財団 クラフトプライズ」。その第6回のファイナリスト30名が発表された。
絹谷幸二芸術賞実行委員会、産経新聞社、一般財団法人絹谷幸二美術財団は、優れた若手美術作家を顕彰する「絹谷幸二芸術賞」の創設を発表した。
演劇の「共有知」を活用し、社会の「共有地」を生み出すプロジェクト「シアターコモンズ」。その第7回が、実会場とリモートで開催される。会期は2月23日〜3月5日。
資生堂企業文化誌『花椿』のアートディレクションや資生堂パーラーのパッケージ、東京都現代美術館のロゴで有名なアートディレクター、デザイナーの仲條正義による名作を厳選して展示する「仲條正義名作展」が東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で開催される。会期は2月16日〜3月30日。
今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーAで、企画展「多層世界とリアリティのよりどころ」が開催中。「多層世界」シリーズの3回目となる本展では、リアルとバーチャルが共存する多層世界における私たちのリアリティのあり方について、7組のアーティストの作品を通して問いかけている。会期は3月5日まで。
東急不動産株式会社が推進する渋谷の大規模再開発事業において誕生する新施設の名称が「Shibuya Sakura Stage」に決定した。本施設のにぎわいを創出するエリアに、空間演出としてデザインコレクティブ「FLOWPLATEAUX」が起用される。同施設の竣工は11月30日を予定。
ニューヨークを拠点とする中尾まゆみの日本初個展「SHARED NOSTALGIA」が麻布十番の「KOICHI YAMAMURA GALLERY」で開催される。
現存するとされるフェルメールの作品37点のうち、28点がアムステルダム国立美術館に集結。「Vermeer」展が幕を開けた。これまでほとんど知られていなかったフェルメールの人物像に迫る、圧倒的な展示を紐解く(作品の制作年はすべて展覧会公式サイトに基づくもの)。
フィクションとリアルを横断するオンラインギャラリー「ELEMENT GALLERY」が1月28日にオープンした。こけら落としとなる企画展「Fictional Fact」にはAKI INOMATA、荒牧悠、磯谷博史、鈴木康広が参加している。
砂丘で知られる日本最少の人口の県・鳥取県。同県が、2025年に「鳥取県立美術館」の開館を目指している。その詳細が明らかにされた。
江戸時代後期の京都を代表する文人・木米。陶芸や書画などを数多く残した木米と、当時の文人文化に迫る展覧会「没後190年 木米」が東京・六本木のサントリー美術館で開幕した。
軽井沢安東美術館で企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」が3月3日〜9月12日の会期で開催。本展では、藤田の《猫の教室》(1949 油彩、キャンバス 軽井沢安東美術館蔵) を含む約120点の作品が展示される。
若手アーティストを応援するガーディアン・ ガーデンの公募展入選者のなかから、各界で活躍する作家のその後の活動を伝えるための展覧会「The Second Stage at GG」 シリーズ。その53回目となる光岡幸一展 「ぶっちぎりのゼッテー120%」がスタートした。会期は3月18日まで。
三菱商事が次世代のアーティストへの育成と自立を目指し、社会貢献活動の一環として取り組んでいる「三菱商事アート・ゲート・プログラム(MCAGP)」。その支援アーティスト6組による展覧会が、東京・代官山のヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は2月15日〜26日。
オランダのアムステルダム国立美術館が「史上最大規模」のフェルメール展を開催する。同館所蔵のフェルメール作品4点に加え、《真珠の耳飾りの少女》や《天秤を持つ女》など世界中の美術館から集めたフェルメールの作品を展示予定となっている。
「T-HOUSE New Balance」で、現場の工事中の大工がつくる即席家具「まかない家具」に焦点を当てた、長坂常によるインスタレーション「まかない家具展」が開催される。
三菱一号館美術館の長期休館前最後の展覧会として「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」が開催される。会期は2月25日〜4月9日。