スウェーデンの首都・ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館。その素描コレクションから、ルネサンスからバロックまでの名品を選りすぐって紹介する展覧会「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」が国立西洋美術館で開催される。会期は2025年7月1日〜9月28日。
スウェーデン国立美術館は、同国王家が収集した美術品を基盤とする世界でもっとも古い美術館のうちのひとつ。素描(デッサン・ドローイング)とは、木炭やチョーク、ペンなどを用いて対象の輪郭、質感、明暗などを表現した線描中心の平面作品のことで、同館の素描コレクションは、世界規模で見ても質・量ともに充実したコレクションとして知られている。
素描は環境の変化や光、振動の影響を受けやすいという理由から、通常海外で所蔵されている素描作品を日本国内で公開することは難しい。そのため、同館コレクションが約80点もまとまって来日するのは本展が初の機会だという。出展作品の詳細については続報を待ちたい。