都市をめぐるイメージから、「像」そのものへ
1階「都市と痕跡」では、視点が自然から都市へと移る。JRによるルーヴル美術館への介入を記録した作品や、ダニエル・アーシャムの彫刻群、ミカ・ロッテンバーグ、梅沢和木、青島千穂、エリック・パーカーらの作品が並び、都市を満たすポップなイメージの背後に、時間による風化や物質の変容を読み取る構成となっている。


2階「反復と像」では、今回初展示となるゲルハルト・リヒターの《STRIP》(2025)を中心に、アイ・ウェイウェイ、奈良美智、草間彌生、村上隆×ヴァージル・アブロー、塩田千春、池田亮司、ピエール・ユイグらの作品が展開される。


長谷川がここで強調したのは、イメージとメディウムの関係だ。リヒターは写真や絵画、プリントなどを横断しながら、ひとつの像を別の形式へと変換してきた。《STRIP》では、もとのイメージが細いストライプへと引き延ばされ、像としての輪郭を失っていく。同じイメージであっても、それが絵画なのか、写真なのか、プリントなのかによって、見る者への働きかけは変わる。



















