「第3章 見立てと表象」では、神や祖先、精霊との交信のために用いられた民具を紹介。目に見えない存在をどのように表し、具現化してきたかを探るものとなる。世界と日本の民具を比較すると、信仰をどのように表現するかという発想や着眼点は似ていても、見た目の表し方に大きな違いが見受けられる点が興味深い発見だ。



ほかにも、同フロアにはワークショップ・ベースと呼ばれる参加型エリアが設置されている。例えば「推しミング総選挙」では、「5つのミカタ」から推しの民具に投票することができるほか、民具のデザインに対して理解を深めることができるスケッチエリアや、読み方が困難な民具用語ドリルに挑戦することも可能。たくさんの民具をじっくりと観察したあとは、こちらのワークショップにも参加してみてほしい。

