写真がすべての原点であり、帰る場所
熱量が高く、いつになく親密な空気をまとっているプロジェクト「mirror, mirror, mirror mika ninagawa」。会場を訪れる人々に、どのように楽しんでほしいと考えているのだろうか。
「人の初期衝動がこれほど剥き出しになっている場は、なかなかないように思います。私の脳内を覗き込むような気持ちで、会場を訪れたりアートブックを手に取ってみたりしてもらいたいです。今回のプロジェクトでは『破壊、再生、また破壊』という言葉をキーワードとして掲げました。やってきたことに安住せず次へ、次へと進んでいきたいのが私の気質のようで、何かに追い立てられている感覚を持ちながらつくるのが好きなんです。ある種の緊張感のなかに身を置くことで生まれるクリエイションは確実にあるので、そこに期待している部分もあります。なので私はこれまでもこれからも、破壊と再生を繰り返しながらやっていくことになるでしょう。『ゆっくり素敵な老後を過ごす』というビジョンはまったく見えません(笑)。でも、このプロジェクトを進めているときがまさにそうでしたが、憑かれたようにものをつくっているときは、『幸せしかない!』と心の底から感じます。写真を撮ること、それを起点に何かをつくることは、もうやめられませんね」。
「mirror, mirror, mirror mika ninagawa」プロジェクトのアートブックや展覧会は、蜷川実花という表現者の、もっともピュアな核心に触れる機会となりそうだ。


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