落合翔平の過去最大級の個展。「THIS IS OCHIAI SHOHEI」がYUKIKOMIZUTANIで開催へ

日用品や玩具などの生活に根差したアイテムをモチーフにした絵画作品などを発表してきた画家・落合翔平。その過去最大級の個展「THIS IS OCHIAI SHOHEI」が東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIで開催される。会期は8月26日〜9月23日。

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 東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIで、画家・落合翔平による個展「THIS IS OCHIAI SHOHEI」が開催される。会期は8月26日〜9月23日。

 落合は埼玉県大宮生まれ。多摩美術大学生産デザイン学科 プロダクト専攻卒業。テレビプロデューサー・吉田正樹に師事しエンターテイメントを学び、2018年より画家として活動を開始した。近年の展覧会には、「落合総合センター」(MAT、2022)、「A[R]T THE HOTEL」(渋谷 TRUNK (HOTEL)、2022)、「DAIKANAYMA SHOWCASE Vol.1 落合翔平」(代官山 蔦屋書店、2022)、「落合の作業部屋をまんま持って来た展」(新宿眼科画廊、2020)などがある。

Kicks H1030mm×W1456mm×D70mm 木製パネルに画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具

 これまで、日用品や玩具などの生活に根差したアイテムをモチーフにしたペインティングやドローイングの作品を発表してきた落合。その作品は、圧倒的な力を持つダイナミックで予測不能な形状や立体感、消しゴムでも消し切ることができないほど、力強い筆圧で描かれた鉛筆の線などが特徴的だ。

 残された筆跡や、貼り絵のような方法で行われる修正は、作家が思う「正解の線」を見つけ出すための独自のプロセス。また、現代のデジタル社会と逆行するような、アナログ的な手法を強調した作品は、身近なモノと自分との関係を考え直すきっかけをつくり、鑑賞者に新しい視点をもたらす。

静物003 H1320mm×W2400mm×D100mm 木製パネルに画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具

 本展では、落合の「人生そのものを切りとり、自身を構成する要素を集積した作品」が発表される。作家にとって過去最大サイズとなるペインティング作品や、新たな試みとなる立体作品のほか、その作品制作を追ったドキュメンタリー映像も上映される予定だ。

 本展に際して落合はステートメントで、次のようなコメントをしている。

本展示を開催するにあたって、自分と改めて向き合った結果、
生まれ育った埼玉・大宮の「地方都市的なごった煮感」がルーツであることに気づきました。
庶民的で当たり前にそこにあるものを、モチーフに選んでいるのもそういう理由があるかもしれません。
今までは人工物の魅力を最大限に引き出すことを目標に制作していましたが、
今回は自然物にも目を向け、双方が共存することで生まれるパワーの表現に挑戦しました。
来ていただいた皆さまにもそのパワーを感じていただければ幸いです。
本展を開催されるにあたりご協力頂いた皆様に改めて感謝を申し上げます。
植物005 W400mm×H200mm×D40mm 木製パネルに画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具
植物006 W400mm×H200mm×D40mm 木製パネルに画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具

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