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「フリーズ・ソウル2026」開幕レポート。間口を広げ、マーケットの底上げを目指す【4/5ページ】

4年目を迎えた「Focus」

 4年目を迎える「Focus」は、キュレーターのイ・ソルヒをアドバイザーに迎え、2014年以降に設立された16の新進ギャラリーを、世界各国から集結させた。各ギャラリーは単一のアーティストの作品を提示しており、それぞれの作家性と集中して向き合うことができるブースが並ぶ。

「Focus」のCON_のブース、キム・ミンヒの作品

 本企画で日本から唯一参加したのは、馬喰町に拠点を置くギャラリー・CON_だ。K-POP、アニメ、インターネットカルチャーにおける女性像を、油彩とアクリルを交えながら平面に表す韓国のアーティスト、キム・ミンヒ(1991〜)を紹介。

「Focus」のイェフディ・ホランダー・パッピのブース、ガブリエル・マッサンの作品

 サンパウロのイェフディ・ホランダー・パッピ(Yehudi Hollander-Pappi)は、黒人としてのアイデンティティ、植民地主義の記憶、クィア文化といった要素を「イマジナリーな生態系(Virtual Ecosystems)」として構築するガブリエル・マッサン(1996〜)の、インタラクティブなインスタレーションを出展。

「Focus」のN/Aのブース、キム・ムヨンの索引

 ソウルのオルタナティブ・スペース、N/Aはキム・ムヨン(1996〜)の作品を紹介していた。演劇の構造を引用しつつ、植民地支配や再教育などを行う学校という制度、あるいは傷病の患者を隔離する病院制度といった歴史の再確認を呼びかける。

「Focus」のホイッスルのブース、dpgp78の作品

 同じくソウルのオルタナティブ・スペースであるホイッスルは、ム・ジファン(1996〜)とミン・ソンシク(1991〜)によるアーティスト・デュオ、dpgp78をプレゼンテーション。ドローイング、発泡スチロールを用いた立体、マーカーやエアブラシ、ZINEの制作など、多様な媒体を用いて制作をしており、本フェアでも発泡スチロールを支持体としたドローイングシリーズが展示されていた。