バスキアからジュリアン・オピーまで、今週末に見たい3つの展覧会
先週から今週にかけスタートした展覧会と、まもなく会期終了を迎える展覧会のなかからとくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。
先週から今週にかけスタートした展覧会と、まもなく会期終了を迎える展覧会のなかからとくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。
香川・高松市美術館で「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」が開催。9回目となる今年は「社会を解剖する」をテーマに、碓井ゆい、盛圭太、照沼敦朗、加藤翼、村上慧の5名のアーティストを紹介する。会期は9月28日~11月4日。
今年で第1期の竣工から50周年を迎える代官山ヒルサイドテラス。これを記念して、展覧会「HILLSIDE TERRACE 1969-2019 -アーバンヴィレッジ代官山のすべて-」が開催されるほか、出版やシンポジウム、コンサートなど一連のイベントが行われる。会期は11月9日〜12月8日。
今年 11月22日に開業する新生・渋谷PARCO。そのなかに位置する「PARCO MUSEUM TOKYO」と「GALLERY X」のこけら落とし展覧会が、 渋谷PARCO建て替え工事の仮囲いを美術演出した「ART WALL」を再度巨大コラージュ作品として展示する「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」に決定した。
アーティスト5名によるバンド「THE TETORAPOTZ」の個展が、群馬県高崎市のrin art associationで開催されている。メンバーは、加藤泉、南隆雄、林泰彦、平嶺林太郎、大久保具視。会期は10月27日まで。
ドイツの彫刻家、シュテファン・バルケンホールが、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで個展を開催中。日本では10年ぶりの個展となる本展で新作を発表している。会期は10月5日まで。
写真の持つ特性と限界を考察しながら「写真のようなもの」を追求する迫鉄平の個展「All Along The Watchtower」が、愛知県名古屋市のYEBISU ART LABOで開催される。会期は10⽉5⽇~11⽉10⽇。
代表作「ヒールレスシューズ」などで知られるアーティスト・舘鼻則孝のアメリカ初個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY」が、ポートランド日本庭園で開催される。会期は10月5日~12月1日。
台湾とシンガポールの現代美術を代表するアーティスト、許家維(シュウ・ジャウェイ)とホー・ツーニェン。そのふたりがキュレーションを手がける第7回アジア・アート・ビエンナーレが、10月5日〜2020年2月9日の会期で台湾・台中の国立台湾美術館で開催される。
美術館やギャラリーの展示空間そのものを再考する作家・菅亮平。その新作個展「Cube with eye」が、9月28日までswitch pointにて開催中。
日本の1960年代のポップ・アートを代表する画家・岡本信治郎を中心とした絵画プロジェクト「地球・爆」。戦争をテーマとした同プロジェクトによる、200メートルを超える絵画連作を一挙公開する展覧会「地球・爆―10人の画家による大共作展」が、愛知県美術館で開催される。会期は11月1日~12月15日。
ヴォーン・スパンの個展「Scorched Earth and The Weeping Sun(焼け焦げた地球と涙する太陽)」が、東京・麻布のカイカイキキギャラリーで開催される。会期は9月21日まで。
写真家・川内倫子の個展「When I was seven.」が、東京・青山のアニエスベー ギャラリー ブティックで開催されている。会期は10月20日まで。
壊れたものや拾い集めたものを「なおす」ことを主題に、一貫した表現活動を行ってきたアーティストの青野文昭。その個展「青野文昭 ものの, ねむり, 越路山, こえ」が、せんだいメディアテークで開催される。本展では、市民の提供によるタンス数十棹を用いた巨大な新作インスタレーションも発表。会期は11月2日~2020年1月12日。
熊本県津奈木町の「つなぎ美術館」が現代美術家の柳幸典とタッグ。「柳幸典つなぎプロジェクト」と題して、住民が実行委員となり、出展作家の柳と学芸員らとともに、同館の開館20周年にあたる2021年に開催される大型個展に向けたプロジェクトに取り組んでいる。今回、同プロジェクトの3年間の取り組みのプロローグとなる展覧会「柳幸典つなぎプロジェクト プロローグ」が始まった。会期は9月14日~11月24日。
1910年から60年ごろにかけて続いた日本美術におけるアジア憧憬が、その後どのように深化されたかをたどる展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」が、目黒の東京都庭園美術館で開催される。会期は10月12日~2020年1月13日。
大庭大介、鬼頭健吾、今西真也、大久保紗也、小谷くるみ、和田直祐によるグループ展「大鬼の住む島」が、東京都文京区のWAITINGROOMで開催される。会期は9月21日〜10月20日。
今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。
最低限の要素である「線」を追った絵画を手がけるアーティストの本山ゆかりによる個展「その出入り口(穴や崖)」が、東京・六本木のYutaka Kikutake Galleryで開催される。会期は9月14日〜10月19日。
写真や映画の原理を用いた視覚実験や、儚い現象や痕跡に着目した作品を手がけるアーティストのイズマイル・バリー。その個展「みえないかかわり」が、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。会期は10月18日〜2020年1月13日。