今週開幕
ルイ・ヴィトン「ビジョナリー・ジャーニー」展(大阪中之島美術館)

大阪中之島美術館で「ビジョナリー・ジャーニー」展が開幕した。
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が麹町に特設会場を設け、大規模展覧会「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展を開催したのが2016年。以降、日本では「LOUIS VUITTON &」(2021)、「SEE LV」(2022)といった展覧会を開催してきた。
今回の展覧会は、これまでのルイ・ヴィトン展を遥かに超える大規模なものだ。会場では、日本という文化的背景を通して再解釈されたルイ・ヴィトンの歴史と創造性を紹介しており、会場デザインは建築家でOMAパートナーの重松象平、キュレーションは美術史家・キュレーターのフロランス・ミュラーが担当。メゾンが長年にわたり所蔵してきたアーカイヴから厳選された歴史的アイテムや資料、貴重なオブジェなど、総数1000点を超える展示品が11のセクションに並んでいる。会場レポートはこちら。
会期:2025年7月15日〜9月17日
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
電話番号:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
開館時間:10:00〜17:00(金土祝前〜19:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日
料金:一般 2000円 / 大学・専門学校生 1500円 / 高校生以下無料(要事前申込)※日時指定制
「大正イマジュリィの世界 デザインとイラストレーションの青春 1900s-1930s」展(SOMPO美術館)

明治末期から昭和初期にかけての日本は、印刷技術の飛躍的な進歩とともに、グラフィックデザインやイラストレーションの分野において豊かな視覚文化を育んだ時代である。その魅力を多角的に紐解く意欲的な展覧会「大正イマジュリィの世界 デザインとイラストレーションの青春 1900s―1930s」が、東京・新宿のSOMPO美術館で開幕した。会期は8月31日まで。
本展は、2010年に渋谷区立松濤美術館で開催された展覧会を起点とし、全国を巡回してきたシリーズの最新形となる。監修を務めたのは、書物と刷物をこよなく愛し、文学・美術・音楽を横断する近代の表現世界を探究し続けた故・山田俊幸。担当学芸員は、SOMPO美術館 上席学芸員の中島啓子が務める。会場レポートはこちら。
会期:2025年7月12日〜8月31日
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日
料金:一般1500円 / 25歳以下 1100円 / 小中高生・障がい者手帳をお持ちの方は無料
「三島由紀夫生誕100年=昭和100年 『豊饒の海』 永劫回帰に横たわる虚無展」(GYRE GALLERY)

三島由紀夫の生誕100年、そして昭和100年という節目を迎える2025年。その記念企画として、表参道のGYRE GALLERYで「三島由紀夫生誕100年=昭和100年 『豊饒の海』 永劫回帰に横たわる虚無展」開幕した。会期は9月25日まで。
本展は、三島由紀夫の遺作である小説四部作『豊饒の海』を中心テーマとし、戦後日本美術における空虚と再生を多角的に見つめ直す試みである。企画を手がけたのは、スクールデレック芸術社会学研究所所長の飯田高誉。参加アーティストには、中西夏之、杉本博司、アニッシュ・カプーア、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたおが名を連ねている。会場レポートはこちら。
会期:2025年7月15日~9月25日
会場:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3階
電話番号:0570-05-6990(ナビダイヤル、11:00〜18:00)
開館時間:11:00~20:00
休館日:8月18日
料金:無料



















