フィンランドを代表するライフスタイルブランド「イッタラ」。その日本初の大規模展覧会「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」が京都の美術館「えき」KYOTOで開催される。会期は2月17日〜3月29日。
本展は、Bunkamura ザ・ミュージアム(22年9月17日〜11月10日)と島根県立石見美術館(23年4月22日〜6月19日)で開催されてきた巡回展だ。
1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートしたイッタラは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクといったフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩み、いまや世界的に知られるブランドだ。
本展はイッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成したもので、日本展ではイッタラと日本との関係に焦点を当てた章も追加。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインからモダンデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交え、作品や資料を通して、その技術と哲学、デザインの美学に迫る貴重な機会となっている。
なお、京都シネマでは3月1日~3月14日にかけて映画『アアルト』も上映されるので、あわせてチェックしたい。