「ボストン美術館展 芸術×力」が3都市で開催へ。権力と芸術の関係にフォーカス
アメリカを代表する美術館「ボストン美術館」所蔵の約60点が来日する「ボストン美術館 芸術×力」が、2020年に東京都美術館、福岡市美術館、神戸市立博物館を巡回する。権力と芸術の関係にフォーカスした本展の注目ポイントとは?
アメリカを代表する美術館「ボストン美術館」所蔵の約60点が来日する「ボストン美術館 芸術×力」が、2020年に東京都美術館、福岡市美術館、神戸市立博物館を巡回する。権力と芸術の関係にフォーカスした本展の注目ポイントとは?
カンボジアの現代アートを代表するアーティストのひとり、ソピアップ・ピッチの個展「RECLAIM―再生」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。本展でピッチは新作のレリーフと立体作品を発表。会期は12月20日〜2020年1月25日。
現代美術の世界を代表するアーティスト、マウリツィオ・カテランによって発表されるや物議を醸した作品《Comedian》が、Instagram上でも別の盛り上がりを見せている。
12月14日、三井記念美術館で「国宝 雪松図と明治天皇への献茶」が開幕した。1887年、京都御所で開催された京都博覧会に行幸した明治天皇に三井家が催した献茶。そこで使われた円山応挙《雪松図屏風》や茶道具を中心に、数々の館蔵品が展示されている。
12月16日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
“ろう”の写真家として知られる齋藤陽道。その齋藤が「うた」と出会う過程を追ったドキュメンタリー映画『うたのはじまり』が、2020年2月22日よりシアター・イメージ・フォーラムほかで順次公開される。
2018年に第34回京都賞を受賞したアメリカ人作家ジョーン・ジョナスの個展「Waltz」が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。本展は、昨年同ギャラリーで開催された個展に続く、京都賞受賞を記念する展覧会の第2期だ。会期は12月18日~2020年1月25日。
社会で見過ごされてしまうものを写真のテーマに据えてきた田附勝による「KAKERA きこえてこなかった、私たちの声展」が、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。会期は2020年1月25日~2月23日。
署名サイト「Change.org」は、2019年の「Changemaker Award 部門賞」でカルチャー賞として文化庁補助金不交付撤回のキャンペーンを選出した。
森美術館で開催中の「未来と芸術展」の特別企画として、「AI×美空ひばり『あれから』」が期間限定で登場。最新のAI(人口知能)技術を使ってよみがえらせた美空ひばりの姿や歌声を4K 高画質で上映する。上映期間は12月20日〜2020年2月2日。
音楽やアートのみならず、ファッションの世界からも注目度の高いやくしまるえつこ。その独自の世界を後押ししてきたオリジナル衣装に焦点を当てる展覧会「YXMR FASHION RESEARCH / やくしまるえつこ衣裳展」が、六本木ヒルズ森タワー52階の東京カルチャーリサーチで開催される。2019年12月・20年1月・2月、と各月12日間ずつ「FACETASM」「writtenafterwards」「SINA SUIEN」による衣装をピックアップして展示するという。
戦後日本の抽象彫刻を牽引し、東京スカイツリーのデザイン監修でも知られる彫刻家・澄川喜一。その木彫作品から全国各地の野外彫刻まで、60年以上にわたる創作活動を総括する大規模個展「澄川喜一 そりとむくり」が、横浜美術館で開催される。会期は2020年2月15日~5月24日。
今年10月、京都・嵐山に誕生した福田美術館で「若冲誕生~葛藤の向こうがわ~」展が開催される。本展では新たに発見された最初期の彩色画《蕪に双鶏図》など若冲の秘蔵作品のほか、同時代の画家たちによる優品を公開する。会期は2020年3月28日~6月21日(展示替えあり)。
山種美術館が広尾に移転・開館してから10周年を迎えたことを記念し、特別展「上村松園と美人画の世界」が開催される。本展では同館の松園コレクション全18点を一挙に公開するほか、近代・現代の画家たちが手がけた美人画の数々を紹介。会期は2020年1月3日〜3月1日(展示替えあり)。
松屋銀座 8階イベントスクエアで、「利休のかたち―継承されるデザインと心 展」が開催される。本展は、茶の湯を大成した千利休にまつわる道具のかたちと、その継承の軌跡と意義を紹介するもの。会期は12月27日〜2020年1月20日。
写真家・濱田祐史の個展「 K 」が、東京・東麻布のPGIで開催される。会期は12月12日~2020年2月5日。
戦後に制作された墨画的表現を概観する展覧会「墨画×革命:戦後日本画の新たな地平」が、富山県水墨美術館で開催されている。会期は11月15日~12月8日(前期)、12月10日~2020年1月13日(後期)。
今日の日本のサービスの礎を築きあげたクラシックホテルに焦点を当てる展覧会「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先ー」が、東京・品川の建築倉庫ミュージアムで開催される。100年の時を越えて愛されるクラシックホテルの魅力は何か? 会期は2020年2月8日~5月31日。
日本で経験した避難訓練から着想され、ナイル・ケティングの個展「Remain Calm」が、上海の西岸美術館(ウェストバンド・ミュージアム)で2020年1月8日まで開催されている。本展では、大災害のあとに洪水で美術館が浸水し、「スマートホーム」技術が人々や作品の世話を行うことを想像したパフォーマティヴ・インスタレーションを発表する。
2016年の「さいたまトリエンナーレ2016」を前身とした「さいたま国際芸術祭2020」が、2020年3月14日 より行われる。これを前に、全参加作家のラインナップが発表された。