危機に瀕した小劇場を救済。「小劇場エイド基金」が設立

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府からの外出自粛要請が続くなか、閉館の危機にさらされている日本全国の小劇場を守るために「小劇場エイド基金」が設立された。

小劇場エイド基金

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府からの外出自粛要請が続くなか、大きな影響を受けている文化セクター。閉館の危機にさらされている日本全国の小劇場を守るため、「小劇場エイド基金」が設立された。

 本基金は、演劇を動画配信する「ステージチャンネル」の仲瑞枝が発起人となり、サンモールスタジオ・佐山泰三やMOTION GALLERY代表・大高健志を含むプロデューサー有志が集まりスタートしたもの。

 現在、MOTION GALLERYでファンディングを行っており、500円から50万円までのリターンを用意。集まった金額から手数料などを差し引き、小劇場に均等分配するという。

 基金は、「豊かな文化の拠点である小劇場が、ここ3ヶ月の間はまったく人がいない状況になっています」としており、「 3月、4月、5月のあいだ、本来あるべきだった収入が絶たれた状態に対して、まず緊急での支援が必要」と訴えている。

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