明確な意図と偶然性のサンドイッチ。ウクライナ出身の写真家ボリス・ミハイロフの新刊『Yesterday’s Sandwich Ⅱ』をチェック
写真家に贈られる賞のなかで最大といわれるハッセルブラッド賞の受賞経験もある旧ソビエト、ウクライナ出身の写真家ボリス・ミハイロフ。その新刊『Yesterday’s Sandwich Ⅱ』が、SUPER LABOより刊行された。明確な意図と偶然性が編み出すシュールな世界観に注目だ。
写真家に贈られる賞のなかで最大といわれるハッセルブラッド賞の受賞経験もある旧ソビエト、ウクライナ出身の写真家ボリス・ミハイロフ。その新刊『Yesterday’s Sandwich Ⅱ』が、SUPER LABOより刊行された。明確な意図と偶然性が編み出すシュールな世界観に注目だ。
マウリツィオ・カテランがアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で発表した彫刻作品《Comedian》(2019)。本物のバナナをスコッチテープで壁に貼り付けたこの作品をめぐる、一連の出来事をまとめる。
アーティスト・松田将英が、サブスクリプション方式の参加型作品《White Magazine》を発表。現在、本作を空間化した同名の個展が、東京・外苑前のEUKARYOTEで開催されている。3階建ての同ギャラリーの構造を活用した展示構成。会期は12月22日まで。
写真家・荒木経惟が、フリーになる1964年から71年にかけての間、「月光荘」のスケッチブックに個人的な習作として撮り溜め、自らレイアウトしたというスクラップブック全26冊が倉庫から突然発見された。これらは「月光写真」と題され、1冊の写真集となった。これまでほとんど発表されることのなかったアラーキーの原点とは何か?
神話性や象徴性をテーマのひとつとし、日本とも関わりの深いイタリア現代陶芸の巨匠、ニーノ・カルーソ。92点の代表作やデザインワーク、スケッチでその造形世界を回顧する展覧会「記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ」が、京都国立近代美術館で開催される。会期は2020年1月4日~2月16日。
東京・銀座にあるクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンの2会場で、167人のクリエイターと京都の職人がコレボレーションした風呂敷を展示するチャリティ展覧会「ふろしき百花店」が始まった。
ラフォーレ原宿は、12月6日にB1Fの男女ギャラリートイレをリニューアルオープン。現在ここで、浅野忠信の作品が展示されている。
1988年から約5年半の間、アメリカのハーレムに生活の拠点を置き、同地を撮影し続けた写真家・内藤カツ。今回その日本初個展「Once in Harlem」が、東京の伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」で開催される。会期は12月11日~31日。
名画の登場人物や歴史上の人物に扮したセルフ・ポートレイト作品で知られる森村泰昌。その個展「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」が、原美術館で開催される。本展では映像作品のほか、森村自身によるレクチャーパフォーマンスも発表。会期は2020年1⽉25⽇〜4⽉12⽇。
SCAI THE BATHHOUSEが設立30周年を記念し、アメリカのコンセプチュアル・アーティストであるジェームス・リー・バイヤースの個展「奇想詩」を開催(2020年1月24日〜2月29日)。あわせてSCAI PARK、駒込倉庫でも「SCAI 30th Anniversary Exhibition」が行われる。
あらゆる表現が集まるプラットフォームの構築を目指し、2016年にスタートしたトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」。第4回目は、YOF(大原崇嘉+古澤龍+柳川智之)や海野林太郎による個展などが選出された。
ルーヴル美術館の別館「ルーヴル・ランス」に新たに設けられた修復センターに作品が収蔵されるなど、国際的に注目を集めるアーティストデュオ、デタニコレインの日本初個展「Between Yesterday and Tomorrow」が、東京・銀座のTHE CLUBで開催されている。会期は2020年1月5日まで。
1960~70年代に日本を含め、世界的に爆発的な人気を博したファッションデザイナー、ピエール・カルダン。その人物像に迫るドキュメンタリー映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』が2020年秋に公開される。
アルフォンス・ミュシャやルネ・ラリックなどの才能を見出したフランスの大女優、サラ・ベルナール。その人物像と、同時代の芸術に与えた影響を紹介する展覧会「パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」が、渋谷区立松濤美術館で始まった。
2020年3月21日に開館を迎える京都市京セラ美術館が、プレオープニングイベントとして「CELEBRATING COLORS!」を12月21日に開催する。
和田昌宏と永畑智大による2人展「国立奥多摩物語~12月のオーロラ~」が、東京・代官山のLOKO GALLERYで開催される。本展は同ギャラリーとアーティスト・コレクティヴ「国立奥多摩美術館」の共同企画によるもの。会期は12月13日〜2020年1月25日。
スタートしたばかりの展覧会と、12月8日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてご紹介。この機会をお見逃しなく。
柳瀬安里、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー、ミヒャエル・ボレマンスによる展覧会「Gallery selection: Video works」が、東京・銀座のギャラリー小柳で開催される。会期は12月6日~2020年1月31日。
立憲民主党は12月6日、第41回憲法調査会を開催し、「表現の自由」に関するヒアリングを行った。あいちトリエンナーレ2019芸術監督・津田大介や会田誠らが出席したこのヒアリングで語られたこととは?
ムーミンからマリメッコなどのデザイン、そしてサウナまで、日本でも広く親しまれる文化と、豊かな自然を持つフィンランド。その首都ヘルシンキで初となる「ヘルシンキ・ビエンナーレ2020」が、来年6月から3ヶ月間にわたって開催される。ビエンナーレの概要とヘルシンキのアートスポットを紹介する。