プラド美術館が常設展を見直しへ。女性作家を重視し、ジェンダー問題研究にも助成金
ヨーロッパの古典美術作品を多く所蔵しているスペインのプラド美術館が、女性アーティストなどの作品により焦点を当て、その常設展を再編成することがわかった。
ヨーロッパの古典美術作品を多く所蔵しているスペインのプラド美術館が、女性アーティストなどの作品により焦点を当て、その常設展を再編成することがわかった。
明治から昭和にかけて風景画を中心に活躍した吉田博の木版画に焦点を当て、200点近い作品やスケッチともにその技術や主題の変遷を紹介する大規模な個展が、東京・上野の東京都美術館で開幕した。会期は1月26日~3月28日。
昨年、新型コロナウイルスの影響で会期途中に休館となったロンドン・ヴィクトリア&アルバート博物館での「Kimono:Kyoto to Catwalk」。ヨーロッパでの着物展としては初となったこの大規模展覧会の様子を、YouTubeにて楽しむことができる。
ユニクロはアンディ・ウォーホルと日本を代表するコラージュアーティスト・河村康輔の作品がコラボレーションした「Andy Warhol × Kosuke Kawamura UT」を2月8日に発売する。
トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」。5回目となる2020年度のPart 2として、5企画が開催されている。会期は2月7日まで。
目を閉じ、身体感覚を研ぎ澄ませながらパフォーマンスを行ってきた村田峰紀。その個展「effect」が、群馬県高崎市のrin art associationで開催されている。本展ではライブパフォーマンスから離れ、日々ドローイングと対峙した村田の新しいフェーズを目撃することができる。会期は3月21日まで。
2月27日、広島市に新たなアートスペース「THE POOL」がオープン。展覧会やイベントの開催を通じ、地域に開かれたアートの実践・批評の場を目指す。こけら落しは永井天陽の個展「フープとホール」(4月30日まで)。
3回目の開催を迎える 「Tokyo Contemporary Art Award」の受賞者に、竹内公太と志賀理江子が選出された。
静謐なヌード写真で知られる写真家の野村佐紀子。2020年11月に発表された新作写真集『春の運命』は、祖母の死をきっかけに、亡くなった友人たちへの追慕の気持ちをまとめたものだという。
ベルリンを代表するケーニッヒ・ギャラリーが、塩田千春の新作個展「I HOPE...」をオンラインで公開。巨大インスタレーションをVRで楽しむことができる。
京都市京セラ美術館の新館「東山キューブ」で、美術批評家の椹木野衣を企画・監修に迎えた展覧会「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ) 1989-2019」が開幕。平成の美術を14の「密」なアーティストグループによって展覧する。会期は2021年1月23日〜4月11日。
超絶技巧の切り絵アーティスト・盛田亜耶の個展「オフィーリアのために」が、東京・乃木坂のギャラリー・アートアンリミテッドで開催されている。会期は1月20日~2月27日。
2月10日、ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋内にオープンするエスパス ルイ・ヴィトン大阪のオープニング記念展として、「Fragments of a landscape (ある風景の断片) 」展が開催される。会期は2月10日〜7月4日。
令和元年東日本台風によって収蔵庫の浸水と収蔵品の被災を受けた川崎市市民ミュージアム。川崎市は同館所蔵の資料約4万点について廃棄処分すると発表した。
コロナによる渡航制限などの影響で、世界最大級のアートフェアとして知られるスイスの「アート・バーゼル」が、今年のフェアを6月から9月に延期すると発表した。
2020年7月にグランドオープンした青森県の弘前れんが倉庫美術館で、2021年度の春夏プログラムが開催。ケリス・ウィン・エヴァンスの新作コミッションワークを起点に、第一部は「りんご宇宙 ―Apple Cycle / Cosmic Seed」として多彩なアーティストが参加する。会期は4月10日〜8月29日。
アメリカ・シカゴ市が、地元のアーティストや芸術団体に約250万ドル(約2億5000万円)の助成金を拠出することを発表。大規模なパブリック・アート・プロジェクトの委託制作や小規模な地元プロジェクトへの支援などに充てられる。
アーティスティック・ディレクターにコレクターの宮津大輔を迎えた芸術祭「紀南アートウィーク2021 ─籠もる牟婁 ひらく紀南─」が、和歌山県の紀南地域を舞台に開催される。会期は11月18日~11月28日。
日本を代表する建築家のひとり、隈研吾。「公共性」を軸にその活動を紹介する大規模個展「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」が、長崎県美術館で開催されている。会期は3月28日まで。
日本のファッション史の変遷と背景をたどる展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020ー流行と社会」が、島根県立石見美術館と国立新美術館で開催される。本展は、75年という長いスパンで日本のファッション史をたどる世界初の大回顧展だ。その見どころとは? ※本稿は2020年2月27日の改訂版です