第4回

日本近現代史における写真の在り方。長谷川新が見た「新興写真に始まる│写真集の時代より」展

1930年代に世界的に隆盛していた新興写真の展覧会が、金沢の山鬼文庫で行われた。ナショナリズムとの関連から戦後へと続く、日本を代表する写真家たちの業績を辿る展示と、金沢在住のアマチュア写真家・折橋正一の個展という二部構成をとっている本展を、長谷川新がレビューする。

楽しみながら、アートへの思索を深める。7月号新着ブックリスト

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年7月号では、現代アートやデザインへの理解を深める著作から、夢日記をまとめた画文集まで、楽しみながら芸術を学べる4冊を取り上げた。

INSIGHT

第22回

【今月の1冊】世界の果てを実験場にした異能の作家論『寺山修司論 ─バロックの大世界劇場─』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年7月号では、日本近代文学と現代演劇を専門とする国文学者・寺山修司論を集大成した、守安敏久の著書『寺山修司論──バロックの大世界劇場──』を取り上げた。