
写真家が手がけた絵画と木版画。TARO NASUでの高木こずえ展「プレリュード」をチェック
写真家・高木こずえの個展「プレリュード」が、東京・馬喰町のTARO NASUで開催される。本展は、高木がポートランド留学時代に撮影した写真をもとに制作した絵画と木版画を紹介するもの。つねに新たな表現を模索し続ける高木の思考の実践をたどりたい。会期は2019年1月11日〜2月9日。

写真家・高木こずえの個展「プレリュード」が、東京・馬喰町のTARO NASUで開催される。本展は、高木がポートランド留学時代に撮影した写真をもとに制作した絵画と木版画を紹介するもの。つねに新たな表現を模索し続ける高木の思考の実践をたどりたい。会期は2019年1月11日〜2月9日。

東京・新宿のシネシティ広場にて、髙橋匡太がプロジェクションマッピングの作品《歌舞伎町の聖夜》を発表する。本作は、広場に面する建物に映像投影をすることで建物に人格を持たせ、会話劇が繰り広げられるというもの。日程は12月23日、24日の2日間。

今年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で展示を行い、注目を集めた画家の須藤由希子。今回、東京・東麻布のTake Ninagawaで開催される個展では、「晩秋の雑草」を描いたドローイングシリーズを紹介する。会期は2019年1月12日〜2月9日。

ニューヨーク拠点の画家、ザック・プレコップの新作展が、東京・初台のHAGIWARA PROJECTSで開催される。本展は、プレコップにとって約4年ぶりとなる日本での個展だ。会期は2019年1月19日〜2月17日。

オーストラリア最大のプライベートミュージアム、MONA(ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アート)が、新たなアート複合施設のプロジェクトを発表。タレルやアブラモヴィッチも参加し、4億ドル(約450億円)が費やされるこのプロジェクトは2024年に完成予定だという。

だまし絵(トロンプ・ルイユ)で広く知られるエッシャーと、佐藤オオキ率いるデザインオフィス・nendoがコラボレーションした展覧会「Escher × nendo | Between Two Worlds」がオーストラリアのビクトリア国立美術館で開幕した。本展は、エッシャーの作品と、それらから着想を得たnendoの作品が並置されるというもの。会期は2019年4月7日まで。

12月17日までに終了する展覧会と今週始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。

世界的に知られる日本人浮世絵師のひとり、葛飾北斎(1760~1849)。そんな北斎の全生涯にわたる画業をたどる「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。会期は2019年1月17日〜3月24日(会期中展示替えあり)。

群馬県太田市にゆかりのある竹工芸家・飯塚小玕齋の生誕100年を記念し、群馬県の太田市美術館・図書館で「太田の美術vol.2『生誕100年 飯塚小玕齋展―絵画から竹工芸の道へ―』」が開催される。会期は2019年2月2日〜4月7日。

来年で生誕130年を迎える画家・国吉康雄の作品約40点と、親しい友人であった藤田嗣治らの絵画による展覧会「西へ東へ。藤田嗣治と国吉康雄」展が開催される。会期は2019年1月8日〜3月24日。

文化庁、宮内庁、読売新聞社は日本美を守り伝えるという趣旨の「紡ぐプロジェクト」を協力して進めることを公表。2019年は2つの特別展開催に加え、宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品や、国宝、重要文化財のデジタルアーカイブを閲覧できるポータルサイトも稼働させる。

画家・宮下さゆりの個展「光、密室」が、東京・目白のTALION GALLERYで開催される。本展では、エドガー・アラン・ポーによる詩『大鴉』に触発された連作のほか、新作も発表されるという。会期は2019年1月12日〜2月10日。

ピアニストとして活動し、舞台作品やインスタレーション作品も発表する向井山朋子による展覧会「ピアニスト」が、東京・銀座のメゾンエルメスフォーラムで開催される。会期は2019年2月5日〜28日。

東京・天王洲のギャラリー「ANOMALY」で、展覧会「グランドオープン」を開催中のChim↑Pom。その関連イベントとして12月22日、メンバーによるギャラリーツアーとクリスマス会が行われる。

滋賀県立近代美術館をリニューアルし、2020年の開館を目指していた「新生美術館」。今年7月には「SANAA」設計の改修・新棟建設計画の凍結されることが明らかになったが、このたび「新生美術館」の名称見直しが発表された。

神馬啓佑と久保ガエタン、同世代のアーティスト2人による展覧会「塑性と蘇生」が、京都のARTZONEで開催される。触れることで変わる「塑性」に注目する神馬と、歴史に埋没した異端を「蘇生」しようとする久保の新作および近作に注目したい。会期は2019年1月12日〜2月3日。

中国人のアーティスト、アイ・ウェイウェイが、世界人権宣言70周年や普遍的人権を祝うためにデザインした旗を発表した。白い足跡がデザインされた水色の旗は、イギリスの人権組織が発起したイベント「Fly The Flag」の一環となる。

20世紀以降の国内外のアンビルト(=未完)の建築に焦点を当てた展覧会が、埼玉県立近代美術館で開催される。本展では、そういった建築を「インポッシブル・アーキテクチャー」と称して紹介。建築が持つ不可能性を見つめると同時に可能性の境界を問う。会期は2019年2月2日〜3月24日。

東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催中の開廊100周年記念展「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」。この関連企画として11月22日、同ギャラリーで6次元主宰のナカムラクニオとライターの武田砂鉄、そして同ギャラリー学芸員の伊藤賢一朗によるトークイベント「福原信三の場づくりから考える、21世紀型サロン」が開催された。福原信三が行ってきた活動、そして資生堂ギャラリーの役割などについて語られた前半に続き、後編では「サロン」や銀座が持つ可能性について語られた。

1945年より毎年、フィンランドの芸術家に贈られてきた最高位の勲章「プロ・フィンランディア」を今年受賞した美術家、マリタ・リウリアの個展が、東京・青山のスパイラルガーデンで開催される。本展は、16年にフィンランド郊外のセルラキウス ミュージアム ゴスタで開催された大規模個展「Golden Age(黄金期)」をもとに新作絵画と写真作品を加え再構成したもの。会期は2019年1月5日〜17日。