ニューヨーク拠点の画家、ザック・プレコップがHAGIWARA PROJECTSで新作を発表。シンプルな色彩で構成される積層の絵画とは

ニューヨーク拠点の画家、ザック・プレコップの新作展が、東京・初台のHAGIWARA PROJECTSで開催される。本展は、プレコップにとって約4年ぶりとなる日本での個展だ。会期は2019年1月19日〜2月17日。

ザック・プレコップ 2018 © Zak Prekop Courtesy of Hagiwara Projects

 ザック・プレコップは1979年生まれの画家。ニューヨークを拠点に活動を行っており、これまでにMoMA PS1でのグループ展「Greater New York」(2010)のほか、アート・バーゼルやプラハビエンナーレなどのアートフェアや国際展にも参加するなど、いまもっとも注目を集めるアーティストのひとりだ。

 引き裂いた紙を下地として「破く」行為の痕跡を描くことからスタートするプレコップの代表シリーズは、さらに鋭角なグリッド線や細密なドットを重ねることによって、「運動」と「秩序」を混在させる手法を特徴とする。

 また、淡い色彩が何層にも塗り重ねられた別シリーズでは、最小限の色数とパレットナイフの平坦な筆致という限られた要素を描いていながら、複雑に絡み合った平面のレイヤーで奥行きを表現。

 今回、東京・初台のHAGIWARA PROJECTSで開催される個展は、プレコップにとって約4年ぶりとなる日本での個展。本展では、今春ニューヨークのエセックス・ストリートで発表されたばかりの新作を見ることができる。

編集部

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