
ワタリウム美術館地下に「ライトシード・ギャラリー」が誕生へ。第1回展示は名もなき実昌
ワタリウム美術館は、館内に位置するオン・サンデーズの地下部分を一部改修し、新たに「ライトシード・ギャラリー」をオープン。作品の展示・販売を行う。

ワタリウム美術館は、館内に位置するオン・サンデーズの地下部分を一部改修し、新たに「ライトシード・ギャラリー」をオープン。作品の展示・販売を行う。

いま必要なのは、「ポスト資本主義」ではなく「ウィズ資本主義」だ──。道具やスペースのシェア、見返りを求めない贈与的な活動、プロジェクトを通じた異なる階層の出会いの創出など、アートはそもそも経済的価値では測れない独自の芸術的価値を生きてきた。ひとつのシステムに「包摂」されない、こうした脱中心的な態度は、経済体制だけでなく、作家活動における「展覧会」の相対化、真に多様なコミュニティへの志向、人間を超えた「サブジェクトの多様化」など、アートの世界にさまざまに現れ始めている。「美術手帖」本誌10月号で「ポスト資本主義とアート」をめぐる対談に臨んだChim↑Pomの卯城竜太が、そこで語ろうとした思考の全容をあらためて綴る。

新型コロナウイルスの影響により、今年秋の開催を延期して2021年2月3日~3月28日に行われる「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 SPRING」。その新たなロゴデザインが発表された。

テレビドラマの脚本やエッセイなど多彩な活動で知られる向田邦子。その没後40年となる2021年、東京・南青山のスパイラルで特別イベント「いま、風が吹いている」が開催される。会期は2021年1月14日〜24日。

日本民藝館(東京)にて、アイヌ民族の工芸品を紹介する展覧会が開催されている。文化や民族の多様性とその重要性が再考されるなかで、周縁化されてきた少数民族の営みをどう見るべきか。文化研究者の山本浩貴がレビューする。

建築や探検など多彩な楽しみ方ができ、世界中で人気を集めるゲーム「マインクラフト」。そのなかで作品を展示する「向こうがわ芸術祭」が、10月27日にスタートした。

アートフェア東京の主催者である一般社団法人アート東京が、京都市や電通と開催する「artKYOTO」。2回目の開催となる今年は、京都国立博物館 明治古都館でアートフェアを、昨年のアートフェアの会場となった二条城では美術史体験ツアーを開催する。会期は2020年12月4日〜6日。

2020年度の文化勲章が発表され、美術分野からは人形作家の奥田小由女と彫刻家の澄川喜一が選ばれた。

アメリカの「美術館長協会」(AAMD)が、アメリカ、カナダ、メキシコの美術館の50以上の職業を対象にした2019年度の「2020年給与調査」を発表した。

洋菓子「シガール」で広く知られるヨックモック。その名を冠した美術館「ヨックモックミュージアム」が10月25日、東京・南青山に開館した。

伝統芸術「能楽」の二十六世観世宗家である観世清和師と、ファッションデザイナーのコシノジュンコがタッグ。11月9日に、能とファッションを融合させた舞台芸術を、東京・銀座の観世能楽堂で発表する。

東京のトーキョーアーツアンドスペース本郷では現在、東京、デトロイト、ベルリンという3都市のアート・コミュニティの姿を紹介する展覧会「東京デトロイトベルリン」が開催されている。会期は11月8日まで。

カラヴァッジョの傑作のひとつとして知られる《キリストの埋葬》が約30年ぶりに来日する国立新美術館の「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」。新型コロナウイルスで延期となっていたその会期が、2021年3月24日〜5月10日に決定した。

東アジア文化都市2020北九州実行委員会は、2021年4月29日から5月9日までの11日間、北九州市東田地区(八幡東区)を舞台に「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」を開催することを発表した。

新型コロナウイルス感染症の影響で、136日間の長期臨時休館を余儀なくされた大原美術館が、今後も一般公開を続けていくためのクラウドファンディングを「Readyfor」で開始した。

現在、広島は「ヒロシマ」が掲げた平和を探り直すように街全体が生まれ変わろうとしている。広島県立美術館では、「夏の所蔵作品展 サマーミュージアム 戦後75周年特集」と「日常の光−写し出された広島」を同時開催。前者では1945年8月6日をめぐる表象を紹介し、後者では戦後から現代へ移り変わるなかでの同県出身の写真家たちの視線をたどった。両展を、キュレーターの檜山真有がレビューする。

アーティストが地域交流をしながら創作活動を行うことで、地域に文化芸術の場をつくり活性化につなげる京都府のアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」。2カ年計画として開催された2019年度の成果展「大京都 2019 in 京丹後 〜風景泥棒〜」に続く2年目のプログラムとして「大京都芸術祭 2020 in 京丹後 〜風景泥棒2〜」が開幕した。

横浜に所縁があり、日本を代表する建築家である村野藤吾と槇文彦。この2名の個展が同時開催される。会場は、横浜のBankART KAIKO(村野藤吾展)とBankART Temporary(槇文彦展)。会期は10月30日~12月27日。

いま必要なのは、「ポスト資本主義」ではなく「ウィズ資本主義」だ──。道具やスペースのシェア、見返りを求めない贈与的な活動、プロジェクトを通じた異なる階層の出会いの創出など、アートはそもそも経済的価値では測れない独自の芸術的価値を生きてきた。ひとつのシステムに「包摂」されない、こうした脱中心的な態度は、経済体制だけでなく、作家活動における「展覧会」の相対化、真に多様なコミュニティへの志向、人間を超えた「サブジェクトの多様化」など、アートの世界にさまざまに現れ始めている。「美術手帖」本誌10月号で「ポスト資本主義とアート」をめぐる対談に臨んだChim↑Pomの卯城竜太が、そこで語ろうとした思考の全容をあらためて綴る。

ファッション写真の世界で女性のみのを取り続けた巨匠、ヘルムート・ニュートン。その作品を、12人の女性の視点から紐解くドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』が12月11日よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほかにて全国順次公開される。