昨年、ヨーロッパでの着物展としては初となる大規模展覧会として開催された「Kimono:Kyoto to Catwalk」。そのキュレーターツアーが、YouTubeにて公開されている。
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同展は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催されたもので、新型コロナウイルスの影響によって長期の中断を余儀なくされた展覧会。
17世紀から18世紀にかけての着物や、国際的なデザイナーのファッション作品、そして映画やパフォーマンスの衣装などを紹介。また、現代デザイナーやスタイリストが着物に対する再解釈などにもフォーカスした内容だ。
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展覧会のハイライトは、人間国宝・森口邦彦が制作した着物をはじめ、ビョークが『ホモジェニック』のレコード・ジャケットで着用したアレキサンダー・マックイーンによる着物や、ジョン・モロが着物をモチーフに設計した『スター・ウォーズ』のオリジナル衣装、ジャン=ポール・グードやジョン・ガリアーノなどが着物からインスピレーションを受けたデザインなど。
本展のためにつくられた着物に加え、絵画、版画、アクセサリーなど合計約300点の作品を展示したこの大規模展の様子を、動画で垣間見たい。