ルイ・ヴィトンは2月10日、ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋内にアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」をオープン。そのこけら落としの内容が決定した。
ルイ・ヴィトンは2011年に表参道で「エスパス ルイ・ヴィトン東京」をオープン。エスパス ルイ・ヴィトン大阪は、西日本で初のエスパス ルイ・ヴィトンとなる。
このオープンを記念するのは、アメリカを代表するふたりのアーティストの展覧会「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展だ。同展では、1950年代に画家としての活動をスタートさせ、第二次大戦後の抽象表現主義の旗手となったジョアン・ミッチェルと、1970年代初めにミニマル・アート運動を牽引した彫刻家カール・アンドレの作品を紹介。本展は、これまで未公開のフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品を世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンでご紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムのひとつとなる。
ルイ・ヴィトンはこれまで東京、ミュンヘン、ヴェネチア、北京、ソウルのエスパスにおいて、「国際的なプロジェクトを通じて、より多くの人々に所蔵作品に触れる機会を提供することを目指していく」ことを目的とした「Hors-les-murs(壁を越えて)」を展開してきたが、ここにに大阪が加わることとなる。
なおエスパス ルイ・ヴィトン大阪が入るルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋は、青木淳の建築設計によるもの。かつて海の街であった大阪の歴史を彷彿とさせる菱垣廻船から着想を得たファサードで存在感を放っている。