PREMIUM

ヘラルボニー(HERALBONY )が切り拓く、新たなアートビジネスのかたち

「異彩を、放て。」をミッションに、福祉を起点に新たな文化を創ることをめざした福祉実験ユニットとして活動するヘラルボニー(HERALBONY )。その東京で初となる展覧会が、京橋のBAG-Brillia Art Gallery(バッグ ブリリア アート ギャラリー)で開催されている。彼らの活動から見える、新たなアートビジネスのかたちとは?

INSIGHT

PREMIUM

巨大美術館の「お引越し」に迫る(前編)。1万3000点の収蔵品を移し替える大規模プロジェクト

横浜美術館がYouTubeにアップした「美術館の裏側−作品の大移動」が話題を呼んでいる。この動画は開館以来初となる大規模改修工事のため、収蔵品を美術館の外に移動させるまでの一連の作業を約3分の動画にまとめたもの。コンパクトな動画のなかには、通常の美術館鑑賞者の想像を上回るダイナミックな世界が繰り広げられていた。美術館の引越しという大規模プロジェクトの実情に前後編で迫る。

INSIGHT

内藤礼が語る、アートにおける無意識の重要性。「生きていることそのものであるように」

「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに、根源的な生の光景を出現させてきたアーティスト・内藤礼。その内藤が、京都のギャラリー「MtK Contemporary Art」で個展「breath」を開催。紙とアクリル絵具による絵画《color beginning》の新作を発表した。これまでもキャンバス絵画の同名シリーズを手がけてきた内藤。紙に絵具を置くというシンプルな行為に込められたものは何か? 金沢21世紀美術館での個展「うつしあう創造」をキュレーションした横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員)が話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

浮世絵から立ち上がる文化像 若山満大評「紀伊国屋三谷家コレクション 浮世絵をうる・つくる・みる」展

千代田区立日比谷図書文化館の特別展示室にて開催された本展は、江戸時代後期に浮世絵師たちのパトロンとなり、その制作に関与した三谷家コレクションを中心に、当時の様子や制作工程などを紹介した。「うる・つくる・みる」の3つの視点と、豊かな資料や作品群によって構成された浮世絵世界を、東京ステーションギャラリー学芸員の若山がレビューする。

REVIEW

PREMIUM

SBIアートオークションで草間彌生作品が1億3000万円で落札。日本初のNFTアートオークションも同時開催

SBIアートオークションは東京・代官山のヒルサイドフォーラムで、日本初のNFTアートオークション「NFT in the History of Contemporary Art」が組み込まれた「モダン&コンテンポラリーアートセール」を、10月29日と30日に開催した。そのハイライトをレポートする。

NEWS / MARKET

第46回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:ミカンで花咲く人生

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第46回は、刑務官を退職後、ミカンの皮を素材に作品をつくり続ける土屋清孝さんを紹介する。

写真を通して行われた「往復書簡」。藤井保、瀧本幹也インタビュー

商業写真の世界の第一線で長く活躍し、また、クライアントワークではない写真作品も高く評価されてきた藤井保と瀧本幹也。1994年から98年にかけて瀧本は藤井のアシスタントを務め、ふたりは師弟関係にあたる。初の2人展の開催に向けて2019年6月からメールでの往復書簡が始まり、展覧会と書籍に結実した。

INTERVIEW / OIL

巨大映像で浮世絵の世界に没入する。「浮世絵劇場 from Paris」が角川武蔵野ミュージアムで開幕

巨大映像空間へ没入する360度体験型展覧会「浮世絵劇場 from Paris」が、10月30日に角川武蔵野ミュージアムでスタートした。アーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が浮世絵にテクノロジーとストーリーを掛け合わせてつくった12幕の異なる映像シーンが、巨大な空間に映し出される。

NEWS / REPORT