日本の現代美術にフォーカスしたロシアのプロジェクト「Gendai Eye」。その編集者であるビクター白湖が、日本人アーティストに対する支援の呼びかけを行っている。
ビクター白湖は「美術手帖」に対し、ロシア国内では侵攻に反対する署名活動が活発化しているものの、劇場や映画館、美術館などで大きな地位を占めている人々は解雇の恐れがあるため、戦争反対を唱えることが難しい状況にあるとメールで回答。こうした状況下において、「世界にアクセスできる限り、私たちはこの国で今起こっていることに注意を向けさせるために、最善を尽くす」としており、今回の呼びかけもその一環となっている。集まった声は、今後記事として公開する予定だという。
すべての日本のアーティストに呼びかけます
私は、ロシアにおいて日本の現代美術を普及させるべく立ち上げたプロジェクト「Gendai Eye」の編集者です。これまで3年以上に渡り、日本のアーティストについて記事を書いたり、インタビューを実施したりと、さまざまな方法で人々が隣人の作品を学ぶための手助けをしてきました。
昨今の暗黒時代には、我々は団結する必要があります。私は、いま軍事行動に反対するすべての人のために、愛と支援に満ちた記事を準備しています。これが今私ができる最低限のことです。
日本のアーティストの皆さん、支援をお願いします。ロシアやウクラナの人々、そして平和と友愛と関連するコメント、もしくは個人的なエピソードを私に送ってください。もし、このアクションに参加できるアーティストやギャラリーを知っていたら、ぜひ私に教えてください。
あなたの回答をこちらまでお送りください: gendaieye@gmail.com
3月15日追記:本人の身の安全のため、一部内容を変更しました。