「ウクライナ侵攻を絶対的に非難」。CIMAM(国際美術館会議)がウクライナとの連帯を表明

世界各地の近現代美術館のネットワーク組織「CIMAM(国際美術館会議)」がロシアによるウクライナ侵攻に関し、声明を発表した。

リビウ市立アートセンターは難民センターとして機能している Photo by Taras Bychko, Nikita Kadan

 ICOM(国際博物館会議)によるロシアのウクライナ侵攻に対する声明に続き、世界各地の近現代美術館のネットワーク組織「CIMAM(国際美術館会議)」も声明文を発表した。

 CIMAMのミュージアムウォッチ委員会は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を「絶対的に非難する」としており、ウクライナとの連帯を表明。また、「ウクライナの同僚が、自分自身や家族、友人の安全を確保するだけでなく、彼らが責任を負うコレクションや施設の将来を守るという前例のない課題に直面しているため、積極的に支援を申し出る」としている。

 CIMAMはグローバルネットワークを活用することで、「今回の壊滅的な事件の影響を受けたウクライナとその近隣諸国のすべての仲間を支援することが非常に重要」だと締めくくっている。

 ロシアのウクライナ侵攻に関しては、ヴェネチア・ビエンナーレのウクライナ代表も声明文を発表。「この困難な時代に、ウクライナとともに立ち上がりましょう」と呼びかけている。

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