ロシアの私設美術館、ウクライナ侵攻に反対し展覧会を休止。「紛争の即時終結を望む」

ロシアを代表する私設美術館・ガレージ現代美術館は、ロシアによるウクライナ侵攻に反対するため、すべての展覧会を休止すると発表した。

ガレージ・ミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート 出典=同館ウェブサイトより

 建築家レム・コールハース率いる「OMA」が設計を担当したロシアの巨大私設美術館・ガレージ現代美術館が、すべての展覧会の休止を発表した。

 このアクションは、ロシアによるウクライナ侵攻への反対を示すためのものであり、同館はステートメントのなかで「このような出来事が起こっているときに、正常であるという幻想を支持することはできない」と表明。

 ガレージは「つねに多様な声に開かれた国際的な施設」であり、「分断を生み、孤立を生み出すようなあらゆる行為に断固として反対する」としており、この紛争の即時終結を望むと強調している。

 ガレージ現代美術館は、実業家でプレミアリーグ「チェルシーFC」のオーナーも務めるロマン・アブラモヴィッチと妻のダーシャ・ジュコヴァがモスクワに設立した美術館。2017年には村上隆の大規模個展「Under the Radiation Falls」を開催している。

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