日本では32年ぶりのシャネル回顧展。三菱一号館美術館で開催へ

ファッション・アイコンであり1920年代の女性服の流行を先導したガブリエル・シャネル(1883~1971)。その日本では32年ぶりとなる回顧展「ガブリエル・シャネル展─Manifeste de mode」(仮称)が三菱一号館美術館で開催される。会期は6月18日〜9月25日。

シャネル テーラード・スーツのアンサンブル 1965年春夏 裏打ちされたツイードガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 (C) Julien T. Hamon

 「20世紀でもっとも影響力の大きい女性デザイナー」と称されるガブリエル・シャネル(1883~1971)。その日本では32年ぶりとなる回顧展「ガブリエル・シャネル展─Manifeste de mode」(仮称)が、6月18日〜9月25日に三菱一号館美術館で開催される。

 シャネルのシンプルかつ洗練された服は着る人に実用性と快適さを与えながら、1920年代の活動的な新しい女性像の流行を先導した。戦後に流行したシャネルのスーツを着こなすことで、彼女自身もファッション・アイコンとしてそのスタイルの象徴となった。

 本展は、そんなシャネルの仕事に焦点を当てるもの。2021年までフランスのガリエラ宮パリ市立モード美術館で開催された「Gabrielle Chanel. Manifeste de mode 」展を日本向けに再構成した国際巡回展となる。

 展覧会では、シャネルのスーツやリトル・ブラック・ドレスを代表に、シャネルのファッションに対する哲学を体現する特徴的な服や、コスチューム・ジュエリー、No.5の香水などの展示に当時の記録映像を加え、鑑賞者をシャネルのクリエーションの魅力へと誘う。

編集部

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