
東京の生の状態を伝える新アートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」。そのインパクトとは?
千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて、新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2023年2月17日から19日(VIPプレビューは2月16日、2月17日14時まで)の期間で開催される。市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す、企画運営メンバー3人に取材した。

千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて、新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2023年2月17日から19日(VIPプレビューは2月16日、2月17日14時まで)の期間で開催される。市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す、企画運営メンバー3人に取材した。

京都市岡崎にある「MtK Contemporary Art」で、画家・小林正人と同ギャラリーのディレクターでもある現代美術家・鬼頭健吾による二人展「小林正人+鬼頭健吾」が開催されている(2023年2月12日まで)。知り合ってから20年近く経つという二人に、二人展というフォーマットやお互いの作品、そして作品制作について、自由に語ってもらった。

日本の伝統文化をNFT作品にしてブロックチェーンに刻む、株式会社CyberZと、株式会社OENによる「JINP(Japan Inspired NFT Portal)」。このプロジェクトの第2弾「温故知新」でタッグを組んだ、重要無形文化財「蒔絵」保持者、いわゆる「人間国宝」の室瀬和美と、SNSでのブレイクをきっかけに活動の幅を広げるフォトグラファーのRKに、今回のプロジェクトにかける思いを聞いた。

自身のセクシュアリティや生まれ故郷である沖縄の政治的・社会的問題を交錯させ、映像、写真などを組み合わせたインスタレーションによって詩的な物語を立ち上げてきたアーティスト・ミヤギフトシ。沖縄復帰50周年だった2022年が終わるにあたり、ミヤギに沖縄における当事者性や距離といかに向き合っているのかを聞いた。沖縄を語るときにある「距離」を考える契機にしてもらえれば幸いだ。

東京・代官山のアートフロントギャラリーで「中谷ミチコ:デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」が開催中だ。2010年代以降、精力的に作品発表を重ねてきた中谷の立体作品は、レリーフの凹凸を反転させ、凹みによってモチーフを表すことで知られる。今回発表された新作を含む多様な中谷作品が観られる個展の会場で、その作品背景について本人に聞いた。

ベルリンを拠点とする非営利の芸術財団「LAS(LIGHT ART SPACE)」。ベルグハインやクラフトワーク・ベルリンといった巨大施設でテクノロジーや環境についての問いを提示する展覧会を開催してきたLASのディレクター、ベッティーナ・ケームズに財団のコンセプトや視点を聞いた。

美術館やギャラリーなどと連携したTikTok公式アカウントの開設から展覧会のTikTok LIVE配信まで、文化芸術を支援する取り組みを続けるエンターテイメントプラットフォーム「TikTok」。現在は、伝統芸能の普及活動支援の一環として公益社団法人能楽協会と連携し、「能楽」の魅力を発信するプロジェクトを進めている。囃子方で人間国宝の小鼓奏者・大倉源次郎と、TikTok Japanの公共政策マネージャー・金子陽子にその意義や可能性について話を聞いた。

2008年に東京・銀座で開業し、20世紀の日本人アーティストを中心に扱うギャラリー林が、現代の若手作家も積極的に紹介するGALLERY HAYASHI + ART BRIDGEに生まれ変わった。若きふたりのディレクター、林晃輔と鈴木篤史に話を聞いた。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は、自身の内なるストーリーに忠実に画面を紡いでいく、やましたあつこと、絵画のみならずその空間までを生み出そうとする内海聖史が登場。ふたりはこの秋、千葉県成田市にあるARTSTAY maison FUWARIで同時に個展を開催した。その縁に導かれて、この対談が実現することに。それぞれ自らの表現とどう向き合っているのか、その相違と共有点を探り合った。

フランスの実業家フランソワ・ピノーが約半世紀にわたり築いてきた個人コレクション、「ピノー・コレクション」。パリとヴェネチアで3つのプライベートミュージアムを運営する同コレクションに、2021年にCEOとして加わった美術史家・キュレーターのエマ・ラヴィーニュが、同コレクションの特徴や日本の現代美術について語った。

ネコの魅力を最初に発見し、夏目漱石にも影響を与えたと言われているイギリスの画家、ルイス・ウェイン。生涯妻を愛し、ネコを描き続けたというその画家の数奇な人生を追う映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日より公開される。監督・脚本を務めたウィル・シャープに見どころについて話を聞いた。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は岡田佑里奈と松岡柚歩が登場。岡田は松岡よりひとつ上の学年で、京都芸術大学の学部時代に顔見知りとなり、現在はアトリエをシェアしながら切磋琢磨している。性格は正反対ながら仲の良いふたりに、おたがいの作品とこれまでの軌跡について語ってもらった。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。ニューヨークで活動する岡安秀士とShino Takeda。アーティストになった経緯や手がけるメディアは異なるふたりだが、ともにニューヨークのダイナミズムを介した心象風景を表現する。街がかれらの制作に与える影響とは?

油彩画のオールドマスターたちから多大な影響を受け、伝統的な「文法」に則りながらも、現代的で斬新なモチーフを次々と描きキャリアを重ねるペインター・Sablo Mikawaに創作の様子や作風の原点を聞いた。

能登印刷が9月にローンチした、デジタル・アーカイヴのプラットフォーム事業「MU(ミュー)」。コレクションの楽しみ方を提示することで、ミュージアムの課題解決とアートファンの裾野拡大を目指す新たな取り組みだ。その展望を、同社代表・能登健太朗の話とともに紹介する。

ガラスや陶磁器の分野を中心に、フィンランド・デザインを代表する製品を生みだしてきたライフスタイルブランド・イッタラ。その日本で初めてとなる大規模展「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」が(Bunkamura ザ・ミュージアム)で開催されている。イッタラ・デザインの成り立ちやデザイン哲学について、本展をキュレーションしたハリー・キヴィリンナ(フィンランド・デザイン・ミュージアム展覧会担当上席学芸員)が、戦後フィンランドの歴史と社会の視点から解き明かす。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は、T9G(TAKUJI)と松山しげきが登場。現代に生きる人間のありようをテーマに、インスタレーションや絵画で表現を続けてきた松山と、フィギアの造形師だったキャリアを生かし技巧に富んだ立体作品を手がけるT9Gに、今年新設したばかりという松山のアトリエで話を聞いた。

2006年に東京都現代美術館の展示室全3フロアに展開する圧巻の規模で開催された「全景 1955-2006」展。同展以来、16年ぶりとなる大回顧展を11月に控える大竹伸朗。会期前に東京国立近代美術館で今回の展覧会にかける思い、そして制作に対する考えを聞いた。

森美術館で開催中の「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」で、アーティスト・飯山由貴がドメスティック・バイオレンス(DV)をテーマにした新作を発表。同作の背景や展示のつくり方、そしてそこから見えてきた構造的な問題などについて、彫刻家/評論家の小田原のどかが飯山に話を聞いた。

東京・渋谷のbiscuit galleryで9月8日から開催されている「影をしたためる notes of shadows」展。2020年の開廊以来、同ギャラリーではオーナーが企画を手がけ展示を開催してきたが、このたび若手キュレーターが企画を行うプロジェクト「biscuit gallery Curator Projects」を立ち上げた。その初回のキュレーションを手がけたのはキュレーターの松江李穂。出展アーティストに菊谷達史と前田春日美を迎え、新たな取り組みに挑む3人に話を聞いた。