INTERVIEW吉田恵里香が椿玲子と見るルイーズ・ブルジョワ展。地獄を「最高」と言うことでしか切り開けない道がある東京・六本木の森美術館で開催中の「ルイーズ・ブルジョワ展」(森美術館)で、美術手帖プレミアム会員限定のトーク鑑賞会が開催された。脚本家・吉田恵里香と本展キュレーター・椿玲子によるトークのハイライトをお届けする。構成=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 撮影=畠中彩2025.1.15ブックマークsave左から吉田恵里香、椿玲子 大きい画像で見る 東京・六本木の森美術館で開催中の「ルイーズ・ブルジョワ展」(森美術館)。巨大な蜘蛛をはじめとするインパクトの大きな造形とともに、家族との複雑な関係や、女性として生きることの難しさを表現するブルジョワの作品約100点を見ることができる展覧会だ。 2024年12月、本展キュレーターの椿玲子と、朝の連続テレビ小説『虎に翼』の脚本家としても知られる吉田恵里香による、美術手帖プレミアム会員限定のトーク鑑賞会が開催された。ひとりの女性アーティストが何と戦い、何をつくったのか。椿と吉田のふたりのトークの一部を抜粋してお届けする。展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024-2025年© The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.次のページルイーズ・ブルジョワとは何者か1234次のページへ編集部