EXHIBITIONS
玉山拓郎「 ̶P̶A̶S̶T̶ ̶W̶O̶R̶K̶S̶ ̶ FLOORS」
GASBON METABOLISMで、玉山拓郎による個展「 ̶P̶A̶S̶T̶ ̶W̶O̶R̶K̶S̶ ̶ FLOORS」が開催されている。
今年1月より豊田市美術館で開催中の個展「玉山拓郎:FLOOR」と並行する本展は、これまでに発表された作品を、床面積1000平方メートルを誇るGASBON METABOLISMの空間内で再構成することで、新たな作品体験を生み出す。
玉山拓郎は、GASBON METABOLISMを運営するガスアズインターフェイス株式会社が10年以上にわたり継続的に応援してきた作家のひとり。クライアントワークをはじめ、CALM & PUNK GALLERYでの個展「Dirty Place」(2018)、GASBOOKシリーズから『GASBOOK 35 TAKURO TAMAYAMA』(2019)の出版、そしてGASBON METABOLISMでは滞在制作および開館時の柿落とし展(2022)を行うなど、長期的な関係性を築いている。家具や日用品、室内空間をモチーフとする玉山の作品は、特定の空間に根ざす生成原理を持ちつつも、異なる場へと展開することが可能となっている。サイトスペシフィックな要素を持ちつつも、展示空間から独立し、巡回することで新たな場に展開できる性質を持つ。
本展では、インスタレーションの「空間との関係性」や「場の空気感」の提示に焦点をあてる。豊田市美術館での展示を通して、現在の関心が「自分が作品とどう距離を取るか」と話す玉山は、本展において、作家の恣意性に依存しない展示のあり方を模索している。そこには、壁が壁として機能するのではなく、作品と一体としたフロア(Floor)が広がり、拡張していくような感覚と「ただ存在する」オブジェクトが重なりあう。
今年1月より豊田市美術館で開催中の個展「玉山拓郎:FLOOR」と並行する本展は、これまでに発表された作品を、床面積1000平方メートルを誇るGASBON METABOLISMの空間内で再構成することで、新たな作品体験を生み出す。
玉山拓郎は、GASBON METABOLISMを運営するガスアズインターフェイス株式会社が10年以上にわたり継続的に応援してきた作家のひとり。クライアントワークをはじめ、CALM & PUNK GALLERYでの個展「Dirty Place」(2018)、GASBOOKシリーズから『GASBOOK 35 TAKURO TAMAYAMA』(2019)の出版、そしてGASBON METABOLISMでは滞在制作および開館時の柿落とし展(2022)を行うなど、長期的な関係性を築いている。家具や日用品、室内空間をモチーフとする玉山の作品は、特定の空間に根ざす生成原理を持ちつつも、異なる場へと展開することが可能となっている。サイトスペシフィックな要素を持ちつつも、展示空間から独立し、巡回することで新たな場に展開できる性質を持つ。
本展では、インスタレーションの「空間との関係性」や「場の空気感」の提示に焦点をあてる。豊田市美術館での展示を通して、現在の関心が「自分が作品とどう距離を取るか」と話す玉山は、本展において、作家の恣意性に依存しない展示のあり方を模索している。そこには、壁が壁として機能するのではなく、作品と一体としたフロア(Floor)が広がり、拡張していくような感覚と「ただ存在する」オブジェクトが重なりあう。