
「バウハウス叢書」から『韓国近代美術史』まで。2月号新着ブックリスト(2)
新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。バウハウス創設100周年を記念して新装版としてよみがえった「バウハウス叢書」や、伝統文化から切り離して語られてきた韓国の近代美術を通史的に描写した『韓国近代美術史』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。バウハウス創設100周年を記念して新装版としてよみがえった「バウハウス叢書」や、伝統文化から切り離して語られてきた韓国の近代美術を通史的に描写した『韓国近代美術史』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

2021年での閉館が決まっている東京・品川の原美術館。同館内にある常設作品のひとつ、奈良美智の《My Drawing Room》が群馬のハラ ミュージアム アークへ移設される。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。卯城竜太(Chim↑Pom)と美術作家の松田修による「公の時代」におけるアーティストの役割についての討論を収めた『公の時代』や、村上隆に影響を与えた父・福壽郎の初作品集など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

今年、日本で2回目となる回顧展が開催され注目を集める写真家ソール・ライター。その作品はなぜ現代の人々を惹きつけるのか? ライターがいたニューヨークで過ごし、アートや写真に関するキュレーションや編集を数多く手がける河内タカが、時代背景から紐解く。

ANAグループの旅行事業を手がけるANAセールスがクロード・モネに焦点を当てる新しいアートツアー「アートな旅 〜クロード・モネの連作 睡蓮に浸る〜」をスタートさせる。地中美術館や大原美術館、そしてオランジュリー美術館やマルモッタン美術館など国内外の美術館を訪問し、モネの「睡蓮」連作を堪能できる機会だ。

様々な歴史上の人物に扮したポートレートで知られるアーティスト・森村泰昌。その個展「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」が、東京・品川の原美術館で開幕した。

第22回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年2月号の「BOOK」2冊目は、1950年代の美術動向を活字・出版、映像・放送、表現・身体という3つのメディア様式から、社会・経済状況や言説空間の複層的な変動においてとらえ直す『転形期のメディオロジー 一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』を取り上げる。

第21回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年2月号の「BOOK」1冊目は、近代絵画、映画、パフォーマンスを「力を持つかたち」と考え、「芸術」そのものの認識のとらえ直しを試みた、平倉圭著『かたちは思考する 芸術制作の分析』を取り上げる。

現代美術の「いま」を探求する展覧会「数寄景/NEW VIEW−日本を継ぐ,現代アートのいま」と「数寄景/NEW VIEW 外伝 Exhibition by imura art gallery + Mizuma Art Gallery」が、福岡三越で開催される。この展覧会に集結する現代の「数寄者」とは?

今週スタートした展覧会と終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

株式会社ルミネが手がける商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」。その2号店となるNEWoMan横浜店が、5月30日に開業、環境デザインを、建築家・田根剛が担当する。

2019年12月末より、中国湖北省武漢市を中心に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎。その影響を受け、中国国内の美術館が続々と休館の声明を発表した。3月17日の開催を予定しているアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」の開催も懸念される。

「アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-」でグレゴール・シュナイダーが神戸市内各所に展開した「美術館の終焉─12の道行き」、ピエール・ユイグをアーティスティックディレクターに迎え2回目の開催となった岡山芸術交流の「IF THE SNAKE もし蛇が」、ふたつの国際芸術祭を清水譲が評する。

上野の旧博物館動物園駅で開催された「想起の力で未来を:メタル・サイレンス 2019」。クリスティーナ・ルカスとフェルナンド・サンチェス・カスティーリョのスペイン出身の作家2名が、上野公園という地で示した戦争との向き合いかたを椹木野衣がレビューする。

大正ロマンを象徴する詩人画家・竹久夢二の生誕135年・没85年を記念する展覧会「生誕 135 年 竹久夢二展 ―幻想の美 秘められた謎―」が、3月4日より髙島屋の京都・横浜・大阪・日本橋会場にて順次開催される(2020年3月6日追記:開催情報に変更あり)。

今年で8回目となるアジア最大のアートフェア「アート・バーゼル香港」。世界各国から241のギャラリーが参加するこのフェアは、アジアマーケットのハブとしてつねに注目を集めてきた。しかし不安定な状態が続く香港で、今年のフェアはどのような姿勢で開催を迎えるのか?

東京・⾺喰町にオープンしたギャラリーBAF STUDIO TOKYOで、初の企画展「NEWEN(ニューン)」が1月25日より開催される。これまで交わることのなかった3人の女性アーティスト、山崎由紀子、wimp、添田奈那、による展覧会で、それぞれの代表作と新作を展示する。

京都市京セラ美術館の改修で注目を集める建築家・青木淳。その青木が新たに手がけたルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋が、2月1日にオープンする。

日常的なモノや光、サウンドを組み合わせたインスタレーションのほか、国内外においてパフォーミングアーツ作品も発表している梅田哲也。美術館での初個展となる「梅田哲也 うたの起源(福岡市美術館)」を開催中の梅田に、「声/voice」と「場所の持つレギュレーションへの介入」というポイントを中心に聞いた。

森英恵は日本ファッション界の草分けとして活動し、半世紀にわたってオートクチュールや映画・舞台の衣装、ユニフォームを手がけてきた。その手仕事の作品を通して足跡をたどる展覧会「森英恵 世界にはばたく蝶」が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。会期は2月22日~5月6日。