「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」展、臨時休館のまま終了へ

Bunkamura ザ・ミュージアムの「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」展が、休館に入ったまま終了となることが発表された。新型コロナウイルスの影響。

「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」展公式サイトより

 現在臨時休館中の「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」展(Bunkamuara ザ・ミュージアム)が、再開しないまま終了となることが発表された。

 同展は、写実絵画の殿堂として知られるホキ美術館の所蔵作品を一堂に紹介するもので、同館で人気の高い生島浩の《5:55》(2007-10)などが出品されていた。

 本来の会期は3月18日〜5月11日だったが、新型コロナウイルスの感染防止のため、初日とその翌日を休館にし、その後は4月4日から5月6日までを臨時休館としていた。しかしながら新型コロナの影響は長引いており、7日以降の日程もすべて休館することを発表。実質、閉幕を迎えた。

 美術館の展覧会をめぐっては、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」や「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」など、新型コロナによって開幕できないままの展覧会も増加しており、緊急事態宣言の行方によっては、開幕を迎えずに終了する展覧会が発生する可能性もある。

 また、臨時休館で予想されていた収益が上げられず、主催者が大きな経済的損失を被ることも懸念されている

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