東京都現代美術館が「手話による美術館の案内」をYouTubeで公開。国内の美術館では初

東京・清澄白河の東京都現代美術館が、YouTubeで「手話による美術館の案内」の動画を公開した。

東京都現代美術館のYouTubeチャンネルより

 新型コロナウイルスによる臨時休館にともない、3月14日に開幕予定だった「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」など3展が延期となっている東京都現代美術館

 同館のYouTubeでは4月10日、「手話による美術館の案内」の動画が公開された。この動画は「手話マップ」が監修を行った。手話マップは、ろう者や難聴者など耳の不自由な人たちに、美術に関する情報を提供するプラットフォームだ。

 動画では館の概要とともに、エントランス、インフォメーション、企画展示室、コレクション展示室、アトリウム、ミュージアムショップ、美術図書室などを紹介。日本語のテロップも表示されるため、手話を詳しく知らない人も説明を見ることができる。

 なお開館後は、美術館のエントランスで上映予定。さらに多くの人に開かれた美術館に、また訪れることができる日を楽しみに待ちたい。

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