足元が揺らぐいま「路上」から風景を見る。はがみちこ評《BEACON 2020》+「目を凝らそ」

京都文化博物館で今年1月から展示された、現代美術のユニットKOSUGI+ANDO(小杉美穂子・安藤泰彦)と映像作家の伊藤高志、稲垣貴士、哲学者の吉岡洋による映像インスタレーション作品《BEACON 2020》と、オンライン上で展開されるプロジェクト「目を凝らそ」。コロナ禍によって世界の見え方が大きく変わるいま、京都の路上に焦点を当てた両展を、アートメディエーターのはがみちこが論じる。

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江戸博はなぜiMacやメイド服を展示するのか? 常設展「現代の東京」から見える博物館の意義

六本木や上野をはじめ、東京には美術館・博物館が密集するエリアが多い。そのなかで、最近勢いを増しているのが両国だ。その両国のなかでも、突出して巨大で、なおかつ多くの人々を集めているのが江戸東京博物館。約260年の江戸の歴史、そして約150年の東京の歴史と文化を網羅した博物館だ。今回は、その江戸博のなかで展示されている「現代の東京」にフォーカスしたい。

INSIGHT

千葉市美術館がリニューアルオープン。常設展示室の新設に加え、企画展「帰ってきた!どうぶつ大行進」もスタート

1995年に開館、今年で開館25周年を迎える千葉市美術館が7月11日にリニューアルオープンする。これまでのスペースに加え、かつて中央区役所が入っていたフロアを拡張し1棟すべてが美術館施設として生まれ変わった。新たな「常設展示室」や体験型の企画スペースの公開と同時に、企画展「帰ってきた!どうぶつ大行進」もスタートした。

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