テクノロジーがつくる光と水のインスタレーション。POLA MUSEUM ANNEXで 松尾高弘「INTENSITY」 が開催

映像、照明、オブジェクト、インタラクションを使用し、光のアートやデザインワークを手がけてきたアーティスト・松尾高弘の展覧会「INTENSITY」が、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。会期は7月20日〜9月6日。

松尾高弘 SPECTRA(部分) 2020 水、特殊LED 300cm×280cm (c)LUCENT

 光のアートやデザインワークを手がけるアーティスト・松尾高弘の展覧会「INTENSITY」が、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。会期は7月20日〜9月6日。

 松尾高弘は1979年福岡県生まれ。九州芸術工科大学大学院修了後、映像、照明、オブジェクト、インタラクションを使用した光のインスタレーションを中心に、映像やライティング、プログラミングなど、テクノロジーによる多彩なアートワークを手がけてきた。ポーラ ミュージアム アネックスでの展覧会は、「LIGHT EMOTION」(2011)以来、9年ぶりとなる。

松尾高弘 (c)LUCENT

 今回の展覧会「INTENSITY」は、光や現象による「INTENSITY(=強度)」をコンセプトにしたもの。3点の作品が展示され、なかでも新作の《SPECTRA》(2020)は、太陽光と同じ放射角を持つ特殊な光が水を透過して反射させることで、閃光のような眩い光を放つインスタレーション作品となっている。

 他にも、気流や炎などの流体を、無数の点群のふるまいによって「現象美」 として視覚化した映像インスタレーション《Phenomenon》(2017)や、太陽や星の恒星、結晶のような眩い光と透明なプリズム多面体によるライティングオブジェクト作品《FLARE》(2020)など、光のエネルギーやコントラストを力強く知覚体験できる作品を展示する。

松尾高弘 Phenomenon 2017 モニター、CG  428,4cm×41,0cm (c)LUCENT
松尾高弘 FLARE(部分) 2020  ポリカーボネート、LED 180cm×35cm (c)LUCENT

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止のため、本展覧会はウェブサイトでの事前予約制となる。詳細はポーラ ミュージアム アネックスのウェブサイトで確認してほしい。

編集部

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