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バンクシーは、なぜ作品を切り刻まなければならなかったのか?

バンクシーの代表作《風船と少女》が老舗のオークションハウス「サザビーズ」に登場。1億5000万円もの値段で落札された瞬間、バンクシー自らあらかじめ額に仕込んだ仕掛けによって、その場で細断された。ストリートを中心に活動を続けながらも、時には著名な美術館や博物館に忍び込んで勝手に作品を展示するなど、内と外を横断しながら数多くの“いたずら(Prank)”を仕掛けてきた覆面アーティスト・バンクシー。これまでの作品や活動を振り返りながら、いったいなぜ自作を破壊するようなスタントを行ったのかを、バンクシーに直接インタビューをした経験を持つライター、鈴木沓子が考察する。

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ヤマハ発動機×ヤマハ モビリティと音楽の融合。“ヤマハらしさ”を体現するものづくりとは?

「感動創造企業」を標榜し、陸・海・空すべてのフィールドで活躍するモビリティを世界180ヶ国以上で展開するヤマハ発動機。近年は同一ブランドを共有する楽器のヤマハとの共同プロジェクトにも積極的に取り組み、ものづくりの新たな可能性に挑んでいる。そのなかから直近の活動を紹介しよう。

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村上隆からマウリツィオ・カテランまで。上海で見るべき展覧会ベスト5

中国の経済中心地である上海。ここで2つのアートフェア「ウェストバンド アート&デザイン」「ART021 Shanghai」が開催され、今年12回目となる上海ビエンナーレもスタートするなど、上海アートシーンが盛り上がりを見せている。これらにあわせて、上海の美術館やギャラリーでは多種多様な展覧会も開催。そのなかからとくにチェックしたいものをピックアップしてお届けする。

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「ムンク展」を見る前に。 ムンク《叫び》の基礎知識

10月27日より東京都美術館で開催の「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」(東京都美術館)。これに先駆け刊行された、エドヴァルド・ムンクを特集した『美術手帖』10月号増刊より、同館学芸員・小林明子による《叫び》基礎解説をお届けする。

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バンクシーとは何者なのか? チェックすべきバンクシー映画3選

世界各地にグラフィティを残す覆面アーティスト、バンクシー。その名をさらに広めることになったのが2018年10月5日、ロンドンのサザビーズに登場し、バンクシー自ら額縁に仕込んだシュレッダーで切り刻まれた《Girl With Balloon》を発端とする一連の出来事だった。こうした“事件”を通して、つねに世間を騒がせてきたバンクシーとはいったい何者なのか? その姿に迫る3本の映画を紹介する。

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知られざる特典も? 美術館「友の会」の会員特典をチェック

美術館の活動をサポートし、展覧会の割引などの様々な優待を受けられる「友の会(メンバーシップ制度)」。そのなかから、編集部注目のサービスを実施する美術館を2回にわけてピックアップ。リピーターにはたまらない特典から、知られざる特典まで紹介する。

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拒絶から公共彫刻への問いをひらく:ヤノベケンジ《サン・チャイルド》撤去をめぐって

2018年8月3日に福島市の教育文化複合施設「こむこむ館」前に設置され、そこからわずか1ヶ月あまりで撤去されたヤノベケンジの立体作品《サン・チャイルド》。これを起点に、公共空間における作品設置のあり方を、彫刻家であり彫刻研究者の小田原のどかが考察する。

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2019年はレンブラントに会いにオランダへ。レンブラント・イヤーに訪れたい美術館4選

17世紀オランダ絵画の巨匠、レンブラント・ファン・レイン。「光と影の天才」とも称されるレンブラントが没後350年を迎える2019年、オランダではレンブラントの展覧会やイベントが多く催される。今回はそんな「レンブラント・イヤー」に行われる4つの展覧会を厳選して紹介する。

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Instagramでフォローすべきアーティスト5人(海外編②)

アーティストの最新動向を知るために、いま、まずチェックすべきはInstagramだろう。アーティストたちは何を考え、何を見て、どんな作品に取り組んでいるのか。作品の裏側を明かす画家から、日々を独自の視点で切り取る写真家まで、Instagramでフォローしたいアーティストをピックアップ。日本編に続く海外編は2回に分けてお届けする。

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Instagramでフォローすべきアーティスト5人(海外編①)

アーティストの最新動向を知るために、いま、まずチェックすべきはInstagramだろう。アーティストたちは何を考え、何を見て、どんな作品に取り組んでいるのか。作品の裏側を明かす画家から、日々を独自の視点で切り取る写真家まで、Instagramでフォローしたいアーティストをピックアップ。日本編に続く海外編は2回に分けてお届けする。

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Instagramでフォローすべきアーティスト5人(日本編)

アーティストの最新動向を知るために、いま、まずチェックすべきはInstagramだろう。アーティストたちは何を考え、何を見て、どんな作品に取り組んでいるのか。作品の裏側を明かす画家から、日々を独自の視点で切り取る写真家まで、Instagramでフォローしたいアーティストを日本編、海外編の2部にわけてピックアップ。まずは日本を拠点とするアーティスト5名を紹介する。

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同じ顔をした2人の男と、1人の女。 視覚文化評論家・塚田優が見た、 濱口竜介監督最新作『寝ても覚めても』

前作『ハッピーアワー』(2015)でロカルノ、ナントをはじめとする数々の国際映画祭で主要賞を受賞した気鋭の映画監督・濱口竜介。その濱口が芥川賞作家・柴崎友香の原作小説を映画化した最新作『寝ても覚めても』が9月1日より全国公開されている。同じ顔をした2人の男と1人の女をめぐる恋愛模様を描いた本作を、視覚文化評論家の塚田優がレビューする。

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日本の景色はいかにして築かれたのか? 「建築の日本展」から、日本建築史を俯瞰する

森美術館(東京)で開催中の「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」は、日本における建築の歴史と現在を読み解く展覧会。建築資料や模型から体験型インスタレーションまで、100のプロジェクト、400点以上の展示品によって構成。建築における日本独自の変遷を展示から照らすというこの試みを、建築家・藤原徹平がレビューする。

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