
第15回
WORLD REPORT「ロサンゼルス」:アジア系差別とヘイトに立ち向かう、野生の夢を
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ロサンゼルス」では、オキシデンタル大学で開催された「野生の夢を叫ぶ:アジア系アメリカ人のアートとアクティヴィズムの瞬間、1968〜2022」展などの展覧会を通じて、アジア系差別への抵抗を声高に叫ぶ表現者たちとその作品群を紹介する。

第15回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ロサンゼルス」では、オキシデンタル大学で開催された「野生の夢を叫ぶ:アジア系アメリカ人のアートとアクティヴィズムの瞬間、1968〜2022」展などの展覧会を通じて、アジア系差別への抵抗を声高に叫ぶ表現者たちとその作品群を紹介する。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

多様な様式の作品を生み出した彫刻家・陽咸二(1898〜1935)の大規模な回顧展「陽咸二展 混ざりあうカタチ」が宇都宮美術館にて開催される。会期は2月19日~4月16日。

筑波大学情報システム系の岩田洋夫教授、武蔵野大学データサイエンス学部の石橋直樹教授、そして株式会社丹青社が、歩行感覚を体感しながらサイバー空間で作品を鑑賞できる新たな装置を披露した。

第14回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「トリノ」では、22年に開催されたイタリアのアートフェアと巨大銀行グループが運営する美術館での展示をレポートしながら、マーケットと社会的なプロジェクトとの二極化がより顕著となってきたアートシーンについて考える。

日本での「タイル」の名称統一100周年を記念して、日本におけるタイルの歴史とそれを通じて見える暮らしや建築の変化を紹介する特別展「日本のタイル100年―美と用のあゆみ」が、江戸東京たてもの園、INAXライブミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアムの3館共同企画として開催される。

60人以上のアーティストによるLGBTQ+に関連する多様な作品を紹介する展覧会「Myth Makers-Spectrosynthesis III」が、4月10日まで香港のアートセンター「大館(タイクン)」で開催中。「クィア神話」を手がかりにした本展の見どころをレポートする。

2021年9月に発表された「TYPE-II Tatsuo Miyajima Project」の新シリーズが、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」から発表された。デザインチームを率いる宮前義之、現代美術家の宮島達男、そして、メインヴィジュアルでモデルを務めたダンサーの辻本知彦の3名に話を聞いた。

南⻘⼭のMA5 Galleryで、 「無意識に⼼を動かされるもの」という曖昧で⾔葉にできない存在を描く若⼿アーティスト・MARINO.の個展「曖昧美-I MY ME-」が開催されている。会期は2月19日まで。

アメリカ出身のプロデューサー、ソングライター、ファッション・デザイナーであるファレル・ウィリアムスが、ルイ・ヴィトンの新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターに起用された。

約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝「民藝」。この「民藝」をテーマに生活を彩るその思想をめぐる企画展「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」が、大阪中之島美術館で開催される。

パースにある西オーストラリア州立美術館が、奈良美智の個展「Yoshitomo Nara: Reach Out to The Moon, Even If We Can't」を開催。奈良にとってオーストラリアでの初個展となる本展では、2011年以降の彫刻作品を中心に、絵画、ドローイング、陶芸、写真作品が展示される。会期は2月26日〜6月25日。

2月14日、バレンタインデーにバンクシーが新作《Valentine’s day mascara(バレンタインデー用マスカラ)》を公開した。

様々なアーティストやギャラリーと組み、NFTデジタルアートを販売してきたプラットフォーム「XYZA(エックスワイジーエー)」が、愛☆まどんなとともに新プロジェクト「HAKUA」のリリースを発表した。

千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて、新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2023年2月17日から19日(VIPプレビューは2月16日、2月17日14時まで)の期間で開催される。市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す、企画運営メンバー3人に取材した。

3月3日〜5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビル・G3ビルで開催される、アートと音楽の領域を横断した「MEET YOUR ART FAIR 2023『RE : FACTORY(リ ファクトリー)』」。初日の夜には美術家・大山エンリコイサムとラッパー・Novel Coreによるライブパフォーマンスの実施が発表された。

今年生誕140年となるマリー・ローランサンと、様々な才能がジャンルを超えて交錯するパリ・モードの世界を堪能できる展覧会「マリー・ローランサンとモード」が2月14日に開幕した。本展は、Bunkamura ザ・ミュージアム長期休館前最後の展覧会となる。会期は4月9日まで。

文化財や美術品などを超高精細映像の8K技術を利用して記録、保存、活用する取り組みの一環として、「8Kだから見えてくる ルーブル美術館 空間を超えた映像アート体験」が東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]でスタートした。

梅田哲也が2015年より様々なゲストとともに行ってきた、大阪の川を巡る船のツアー・パフォーマンス「入船」が4年ぶりに開催される。会期は3月16日〜20日。

第25回亀倉雄策賞に、岡崎智弘「デザインあneo あのテーマ」映像と三澤遥「玉造幼稚園」サイン計画が選出された。同賞において2名同時受賞は初。ほかにも、「JAGDA賞2023」「JAGDA新人賞2023」など2023年の各グラフィックデザイン賞も発表された。