「無意識に⼼を動かされるもの」を描く。南青山のMA5 GalleryでMARINO.の個展「曖昧美-I MY ME-」が開催中

南⻘⼭のMA5 Galleryで、 「無意識に⼼を動かされるもの」という曖昧で⾔葉にできない存在を描く若⼿アーティスト・MARINO.の個展「曖昧美-I MY ME-」が開催されている。会期は2月19日まで。

MARINO.の作品

 南⻘⼭のMA5 Galleryで、若⼿アーティスト・MARINO.の個展「曖昧美-I MY ME-」が開催されている。会期は2月19日まで。

展示風景より

  MARINO.は1989年愛知県⽣まれ。画家の⽗のもとに⽣まれ、幼少期より絵を習う。武蔵野美術⼤学空間演出デザイン修⼠課程卒業。在学中は舞台美術をはじめとする⽴体制作や、和紙とドライフラワーの融合の研究を⾏う。20代はモデルとして活動し、その後アーティストへ転⾝。2020年に半⽴体的なアートに魅了され、テクスチャーアートを開始した。

MARINO.
MARINO.

 「無意識に⼼を動かされるもの」という曖昧で⾔葉にできない存在を、記憶のなかからそれぞれの⾊彩やかたちを引き出して表現するMARINO.。⼈間がつくり出してきた暗黙の規則性を⼀度破壊し、⾃然がつくり出す規則性に向き合いながら、ペンディングナイフで⼀回⼀回の巻き戻せない⾊の交わりを載せ、独特な⾊彩と複雑性を持つテクスチャーを融合する。本展のタイトル「曖昧美-I MY ME-」にも、曖昧な記憶のなかから色彩やかたちを再度引き出し、 架空の記憶をつくりだすMARINO.の創作への姿勢が現れている。

MARINO.の制作風景
MARINO.の制作風景

 本展に際してMARINO.は次のようにコメントしている。「人によって見えている色や物、存在というのは違っていて、それを型に嵌めず自分という存在を肯定することが大切だと思っています。私の描く絵を通して、『これでいいんだ』とこころが緩まるような感覚になってもらえたら嬉しいです」。

MARINO.の作品
MARINO.の作品
展示風景より

編集部

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