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WORLD REPORT「トリノ」:官民のグループで芸術振興を支えるイタリアの熱意

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「トリノ」では、22年に開催されたイタリアのアートフェアと巨大銀行グループが運営する美術館での展示をレポートしながら、マーケットと社会的なプロジェクトとの二極化がより顕著となってきたアートシーンについて考える。

文=金井美樹

アルティッシマの展示風景より、ワルシャワのダヴィド・ラジシェフスキとリスボンのマドラゴアがシェアしたブース。中央と左奥の絵画が西村有、壁左側の立体作品はエンツォ・クッキ、右はロドリゴ・エルナンデス、手前の立体はブーレベズウェ・シワニの作品 Photo by GRAYSC Courtesy of Dawid Radziszewski, Warsaw and Madragoa, Lisbon

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