「崩れたモノ」や「没落した文明」 を礎に。レイチェル・ハリソンが 日本で初めて作品を発表

ニューヨークを拠点に活動する美術家、レイチェル・ハリソンの日本初個展「House of the Dolphins」が東京・青山のRAT HOLE GALLERYで開催。本展は、捻れた木材を用いた立体シリーズ《Stud》と、ハリソンがヨーロッパ各地でギリシャ彫刻を撮影した写真作品で構成される。会期は6月1日~9月2日。

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第116回

コラージュとコンストラクションのプロセスとは。清水穣が見た、スターリング・ルビー「VERT」展と渡辺豪「ディスロケーション」展

タカ・イシイギャラリー東京で開催されたスターリング・ルビーの個展「VERT」と、URANOで開催された渡辺豪の個展「ディスロケーション」を清水穣がレビュー。コラージュと、その母体となったコンストラクションのふたつの手法に焦点を当てて論じる。

REVIEW

《太陽の塔》リニューアル記念。 岡本太郎のパブリックアート 約170点を通覧する展覧会が開催

川崎市岡本太郎美術館が「街の中の岡本太郎 パブリックアートの世界」を開催する。本展は、日本万国博覧会テーマ館「太陽の塔」のリニューアルを記念し、岡本が生涯を通じて社会に打ち出したパブリック作品を紹介するもの。出品数はおよそ170点。会期は7月14日〜9月24日。

NEWS / EXHIBITION

東博と人気番組がタッグ 「トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館」がこの夏開催。 インタラクティブな仕掛けも満載

東京・上野の東京国立博物館では、2018年夏のファミリー向け企画として、NHK Eテレの人気番組「びじゅチューン!」とのコラボレーションによる参加・体験型展示を行う。インタラクティブな仕掛けにより作品世界を楽しめるほか、展示室では「びじゅチューン!」に登場した作品の実物も見ることができる。会期は2018年7月24日〜9月9日。

NEWS / EXHIBITION

淡い水彩の世界を「着てたのしむ」。いわさきちひろとファッションブランドのコラボレーション展覧会が開催

いわさきちひろの生誕100年にあたる2018年、様々な分野の作家7組が「Life」をテーマにいわさきとコラボレーションした展覧会を1年を通して開催。5月19日から7月22日までは、ファッションブランドのspoken words projectとの展覧会「着るをたのしむ」が東京・練馬のちひろ美術館・東京で開催されている。

NEWS / EXHIBITION

江戸を騒がせた「悪」たちの共演、再び。太田記念美術館で「江戸の悪 PARTⅡ」が開幕

2015年に開催され、大きな話題と評判を呼んだ東京・原宿の太田記念美術館「江戸の悪」展。その第二弾となる「江戸の悪 PARTⅡ」が2018年6月2日から7月29日まで同館で開催される。江戸を騒がせた実在した悪人から、歌舞伎の人気題目の悪人、そして悪女など、浮世絵に描かれた様々な「悪」の姿を楽しめる本展の見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

いわさきちひろのイメージの刷新を試みる。「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」が東京ステーションギャラリーで開催

日本を代表する絵本作家・いわさきちひろの「絵描き」としての技術や作品の背景を振り返ることができる展覧会「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」が東京ステーションギャラリーで開催される。会期は2018年7月14日〜9月9日。

NEWS / EXHIBITION

欠落に向かう絵画。 藪前知子が見た、 小村希史展「大きな船」

厚塗りの絵具によって力強い人物の顔を描いてきた小村希史が、新境地となるシリーズ「Subtract(取り去る、差し引く)」を東京・神宮前のThe Massで発表した。東日本大震災を経て大きな変化を見せた画家の個展を、東京都現代美術館学芸員の藪前知子がレビューする。

REVIEW

「超線形設計プロセス」で 展開される藤村龍至の作品群。 「ちのかたち」展で次世代の 建築の息吹を感じ取る

建築家・藤村龍至の個展「ちのかたちーー建築的思考のプロトタイプとその応用」が開催される。本展では、2017年に完成したばかりの「OM TERRACE」をはじめ、各プロジェクトで実際に使用した300あまりの模型群を中心に、デザインや映像作品なども紹介。会期は7月31日〜9月30日。

NEWS / EXHIBITION

今年からサイズ・形式自由! 「CAF賞」が作品募集を開始。 最優秀賞は100万円と個展開催

アートコレクターとして知られる前澤友作(スタートトゥデイ代表取締役)が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が、学生を対象としたアートアワード「CAF賞 2018」の募集を開始した。今回は、いままで設けられていたサイズ制限を取り払い、サイズ・形式ともに自由。最優秀賞1名には賞金100万円が贈られるほか、個展開催の機会が提供される。

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