第3回

文化芸術活動はいかに収益力を強化できるのか? Vol.3 日本フィルハーモニー交響楽団の事例から

多様な文化芸術活動の収益力強化について考え議論する場を提供する、凸版印刷と美術手帖によるプロジェクト「サバイブのむすびめ」。トークイベントの第3回目に登場したのは、日本フィルハーモニー交響楽団(日本フィル)の山岸淳子。演奏会のコラボレーション相手として、落合陽一、WOWの名前が挙がった。モデレーターは事業構想大学院大学特任教授の青山忠靖。

定義することなく、多義的であること 布施琳太郎評「サイバーフェミニズム・インデックス」展

本展は、デザイナー/研究者のミンディ・セウとニューミュージアムの共同によって開催されているオンライン展覧会。1990年以降のサイバーフェミニズムのプロジェクト、ソース、参考文献をひとつのサイト上に収集・引用し、展示する。昨今のオンライン展覧会・アーカイヴにおいて、われわれはどのような態度が必要とされるのか。本展を通し、アーティストの布施琳太郎が論じる。

REVIEW

美術館では世界初。クリプトアートにフォーカスした展覧会が中国・北京のUCCA Labで開催へ

NFT(非代替性トークン)に基づいたクリプトアートにフォーカスした世界初となる大規模な展覧会「Virtual Niche - Have you ever seen memes in the mirror?」が、中国・北京のUCCA Labで開催される。デジタルアーティスト・Beepleをはじめとする30人のアーティストによる60点以上のクリプトアート作品を展示し、クリプトアートへの理解を深めることを目指している。会期は3月26日〜4月4日。

NEWS / EXHIBITION

終わりなき店開き。小田原のどか評 カタルシスの岸辺「光光DEPO」

2017年の結成以来、若手美術家たちによる実験的な活動を展開してきたコレクティブ「カタルシスの岸辺」。「マテリアルショップ」を自称する彼らが昨年、東京・神宮前のEUKARYOTEで行った実店舗プロジェクト「光光DEPO」から見えたその本質とは何か? 小田原のどかがレビューする。

REVIEW

3DCG、粘土彫刻、そして自らの身体へ。gnck評 山内祥太「第二のテクスチュア(感触)」

アーティストの山内祥太は、VRや3DCGなどの映像技術と自身の身体イメージ、粘土彫刻を組み合わせながら独自の表現を展開してきた。新作個展「第二のテクスチュア(感触)」では、マンガ家・諸星大二郎の「カオカオ様が通る」から影響を受けて書き起こしたという、顔にまつわる短編物語をもとにしたインスタレーションを披露。作家の新展開を予感させた本展を、評論家のgnckがレビューする。

REVIEW

コロナ禍で展示機会を失ったアーティストを支援。日本橋界隈の6ヶ所でアートイベント「アート解放区 EATS日本橋」が開催へ

コロナ禍で展示機会を失ったアーティストを支援するために、株式会社タグボートがアートイベント「アート解放区 EATS日本橋」を開催。日本橋界隈の商業施設やオフィスのスペースの6ヶ所で、80名のアーティストによる約600点の作品を展示する予定だ。会期は3月19日~5月9日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第20回

平成の日本美術史⑤平成23年〜31年:「震災」の経験を伝えるために美術にできることとは?

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。