
地域レビュー(関東):柴山陽生評「アーティストとひらく 戸田沙也加展 沈黙と花」、「Collecting a Sky ―風景を渡る糸―」
ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、柴山陽生(横浜国立大学)が関東圏(東京を除く)で開催された展覧会のなかから、2つを取り上げる。戸田沙也加と小林万里子、アンドレア・マイヤーズによる作品から、人間と植物、そして環境とのつながりを考察する。

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、柴山陽生(横浜国立大学)が関東圏(東京を除く)で開催された展覧会のなかから、2つを取り上げる。戸田沙也加と小林万里子、アンドレア・マイヤーズによる作品から、人間と植物、そして環境とのつながりを考察する。

横浜美術館は、リニューアルオープン記念展として「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」を開催する。

京都・祇園に位置する両足院を会場に、個展「飛翔 Wings Over Crystalline Landscape」を開催中の日系アメリカ人アーティスト、タイジ・テラサキ。蝶の飛翔、鉱物の形成、人間の思索が交差する、静かで光を帯びた世界を探究する作品群に込めた思いについてインタビューを行った。

アーツ前橋で「ゴースト 見えないものが見えるとき」がスタートした。会期は12月21日まで。

阪神・淡路大震災から30年を迎える今年、神戸市立博物館で「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が開幕した。オランダのクレラー=ミュラー美術館の所蔵品から、ファン・ゴッホの名作57点と同時代の画家による17点が出品されている。会期は2026年2月1日まで。

東京・新宿にあるSOMPO美術館で「モーリス・ユトリロ展」が開幕した。没後70年を記念して開催される本展では、ユトリロの初期作品から晩年の作品までが紹介される。会期は9月20日〜12月14日。

千葉市を舞台に展開する、トリエンナーレ形式の市民参加型芸術祭「千葉国際芸術祭2025」が今年初開催。春から始まったリサーチ・制作期間を経て、9月19日に展示・発表期間を迎えた。その様子をレポートする。

第13回
2023年末までウェブ版「美術手帖」で続いた、インディペンデントキュレーター・金澤韻による連載「中国現代美術館のいま」。コロナ禍終盤から状況が変化し、経済の低迷によって大きな影響を与えられた中国の現代アートシーン。番外編として、北京の松美術館と中間美術館をお届けする。

「正倉院」とその「宝物」を、これまでとは異なる新しいアプローチで紹介する展覧会「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」が、宮内庁正倉院事務所全面監修のもと、上野の森美術館で始まった。

伝説的ノートブック・モレスキンと、その非営利部門であるモレスキン財団が主催する巡回展「Detour」。1600冊を超えるノートブックアートのなかから選りすぐりの作品を紹介し、これまでロンドンやパリなどで開催されてきた本展が、ついに東京に上陸した。開催にあたり来日したモレスキン財団共同創設者・CEOのアダマ・サンネ氏と、モレスキンCEOのクリストフ・アーシャンボウ氏に、両者が掲げる理念や展覧会の背景について話を聞いた。

東京・六本木のサントリー美術館で「幕末土佐の天才絵師 絵金」が開催されている。本展はあべのハルカス美術館、鳥取県立博物館からの巡回であり、東京の美術館では初の大規模展となる。会期は11月3日まで。

東京・下北沢の街を舞台に、「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2025」が今年も開幕した。会期は10月5日まで。

国内外のアーティストやキュレーターを迎え、宿泊施設や公共空間を舞台に現代アートを展開する「Art Rhizome KYOTO 2025 逆旅京都2」が、京都市内10の会場で開催されている。会期は11月18日まで。

学習院目白キャンパスで、同学校法人の創立150周年を記念した講演会「アートで読みとく“大切なものって何だろう?”」が10月11日に開催される。聴講無料。申し込みは10月2日 15:00まで。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

カルティエの象徴である「パンテール」の精神を宿す新たな拠点「カルティエ 銀座 4丁目ブティック」が9月19日にグランドオープンを迎えた。

株式会社ジンズは2026年春、東京・銀座の中央通りに、初のグローバル旗艦店「JINS銀座店」をオープンさせる。

1985年に押井守と天野喜孝がタッグを組み、OVAとして誕生したアニメーション『天使のたまご』。その誕生40年を記念する4Kリマスター上映および展覧会が開催される。

大阪・吹田の国立民族学博物館が、ウズベキスタンの世界遺産「カフィル・カラ遺跡」より出土した考古遺物の日本初公開を目指し、READYFORでクラウドファンディングを開始した。

根津育英会武蔵学園が、根津美術館と連携して「時計」をテーマとするフォーラム「時を刻む 祈りと生活、そして美の追求」を10月18日にライブ配信にて開催する。