第8回
解析される「レター」 中尾拓哉が見た大山エンリコイサム
東京・南麻布のTakuro Someya Contemporary Artにて、大山エンリコイサムによる国内初個展「Present Tense」が開催された(2016年8月20日〜9月24日)。グラフィティ文化の視覚言語をモチーフとしたシリーズの新作が発表された本展を、中尾拓哉がレビューする。
第8回
東京・南麻布のTakuro Someya Contemporary Artにて、大山エンリコイサムによる国内初個展「Present Tense」が開催された(2016年8月20日〜9月24日)。グラフィティ文化の視覚言語をモチーフとしたシリーズの新作が発表された本展を、中尾拓哉がレビューする。
第10回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第10回は、記憶をひもとき細密な絵を描く、大竹徹祐を紹介する。
第10回
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第10回では、台湾南部の島・小琉球と、リービ英雄の小説『模範郷』で描かれる台中の模範街を訪ねながら、すでに失われてしまった「故郷」を留めておくための作家の想像力に迫ります。
第7回
東京・目白のTALION GALLERYにて、身近な画材で描かれるドローイング作品やパフォーマンスなどを発表している平山昌尚による個展「ゲーム|Game」が開催された(2016年7月16日〜8月14日)。空間全体が「ゲーム」というテーマのもとに構成された本展を、中尾拓哉がレビューする。
第14回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年11月号では、20世紀フランスの哲学者、ジョルジュ・バタイユが、独自の切り口で近代絵画の巨匠・マネを読み解く『マネ』を取り上げた。
第6回
東京・白金高輪の児玉画廊にて、大谷透、太中ゆうき、貴志真生也、関口正浩、中川トラヲ、和田真由子の6名の気鋭の作家たちによるグループ展「風景の空間」が開催された(2016年7月9日〜8月13日)。多種多様な表現方法を持つ作家が参加した本展を、制作方法や媒体とイメージの関係性、作品とそこにおける「風景」の成立という観点から、中尾拓哉がレビューする。
第9回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第9回は、独学で自分の才能を信じ続ける芸術家・福永普男を紹介する。
第13回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年10月号では、古今東西の風景画を網羅した、全3巻に及ぶ山梨俊夫の大著『風景画考 世界への交感と侵犯』を取り上げた。
第12回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年9月号では、ドイツ生まれの画家・美術教育者、ジョセフ・アルバースによる、色彩研究の成果をまとめたテキスト『配色の設計 色の知覚と相互作用』を取り上げた。
第9回
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第9回は、エドマンド・ドゥ・ヴァール著『琥珀の眼の兎』で描かれる、欧州の激動に翻弄された一族に受け継がれた根付コレクションの旅路から、芸術品に宿るかもしれない想像力の萌芽を思います。
第8回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたキュレーター・櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第8回は、40年以上にわたって一家の出来事を新聞にしている山田義廣・トヨ子夫妻を紹介する。
第5回
1984年生まれの地主麻衣子(じぬし・まいこ)は、大学在学中にドローイングや小説を制作、2010年から映像を撮り始め、これまでさまざまなメディアを組み合わせた作品で独創的な表現方法を探究してきた。HAGIWARA PROJECTS(東京・初台)で開催した個展「新しい愛の体験」では、タイのチェンマイで現地の女性との対話を撮影した映像作品を発表。「愛」をテーマに紡がれる被写体と撮影者のコミュニケーションの記録を、中尾拓哉がレビューする。
第11回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年8月号では、近年興隆を見せる「参加型アート」の意義を再考する、クレア・ビショップの著書『人工地獄 現代アートと観客の政治学』を取り上げた。
第7回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたキュレーター・櫛野展正。現在はギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第7回は、「へのへのもへじ」に囲まれた卓球場を運営している斎藤善郎さんを紹介する。
第4回
1979年生まれの細倉眞弓は京都府出身、高校生の頃の「ガーリー写真」ブームをきっかけに写真を始め、国内外で数多くの個展やグループ展に参加している。G/P galleryで開催した個展「CYALIUM」のタイトルは、化学発光による照明器具「CYALUME(サイリューム)」に金属元素の語尾「IUM」を加えた造語である。写真現像の暗室から着想を得た作品を発表した本展を、中尾拓哉がレビューする。
第3回
アーティストがキュレーションする展覧会「囚われ、脱獄、囚われ、脱獄」展が都内6会場で開催され、総勢31名の作家が参加した。第2回目となる今回は「枠を思考する」を共通テーマとして掲げている。既存の「枠」をアーティストによって再構築することを目指した本展を、中尾拓哉がレビューする。
第8回
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第8回は、青来有一の小説『私は以来市蔵と申します』を発端にして、同じ長崎を舞台にした遠藤周作『沈黙』の世界を辿りながら、連綿とつらなる作家の想像力に迫ります。
第10回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年7月号では、ドイツの美術史家による、現代美術の巨匠・李禹煥についての本格的論考『李禹煥 他者との出会い─作品に見る対峙と共存』を取り上げた。
第6回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会をキュレーターとして扱ってきた櫛野展正。自身でもギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第6回は、様々な障害と闘いながら力強い絵を描く、ラーテルさん(あなぐまハチロー)さんを紹介する。
第1回
益永梢子は、複数のタイルや折りたたまれたキャンバスなどを支持体に、日常の所作や思考の跡が表れるような作品を展開してきた。gallery yolcha(大阪)で開催された個展「ルラン タット パダンパダン」では、蝶番でつながれたパネルの絵画作品を中心に展示。素材や形態の組み合わせが不思議なリズムを生み出した本展を、鈴木俊晴がレビューする。