KYOTOGRAPHIEのサテライトイベント「KG+2025」が12月31日まで参加募集を受付中

京都市内各所を舞台に開催されている写真に特化した芸術祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。そのサテライトイベントである「KG+2025」の募集受付が12月31日23:59(JST)まで実施されている。

 2013年より毎年、京都市内各所を舞台に開催されている写真に特化した芸術祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。そのサテライトイベントである公募型アートフェスティバル「KG+2025」の募集受付が12月31日23:59(JST)まで実施されている。

 「KG+」は、アーティスト、キュレーター、ギャラリー、美術館、教育文化機関等が自ら企画・主催する個展、グループ展、およびフェスティバルの協賛企業による展覧会。「KG+2025」では、京都から新たな才能を世界に送り出すことを目指し、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供する、2つの異なるコンペティションの開催が予定されている。

 ひとつ目の「KG+SELECT Supported by SIGMA」は、2015年よりスタートした公募型のコンペティション。世界中から集まったエントリーのなかから、国際的に活躍する審査員によって選ばれた10組のファイナリストが、20万円の制作補助金を受け、カタログも制作されるグループ展(KG+SELECT Group Exhibition)へと進むことができるというものだ。グループ展を経てアワード(KG+SELECT Award)を受賞したアーティストは、奨励金50万円と翌年のKYOTOGRAPHIEへの参加ができるといった、ステップアップ型のアワードとなっている。

KG+SELECT 2024 会場 堀川御池ギャラリー
©Yoshiumi Haruki
「KG+SELECT 2024」より、劉星佑《住所不定》 堀川御池ギャラリー展示風景
©Naoyuki Ogino

 もうひとつの2023年よりスタートした「KG+ DISCOVERY Award 2025 Supported by Fujifilm」は、「KG+SELECT」をのぞく「KG+」全展覧会のなかから、これからの活躍が期待される作家1名を選出するアワードだ。キャリアもテーマもアイデンティティも異なる多様な「KG+」に参加しているアーティストのなかから、応募書類による1次書類審査を行い、数名を選出。4月17日〜19日(予定)のプレゼンテーション審査によって、アワード受賞者を選出し発表される。受賞者には個展開催の権利と副賞が授与され、さらなる飛躍と注目の機会が創出されるものとなる。

 なお、双方の募集要項についての詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。

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