第11回
写真と空間を通じて感じる、私と地球との連なり。「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展の担当キュレーター・瀧上華が語る
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第11回は、写真家・川内倫子の新作シリーズ「M/E」を中心に、10年の活動について振り返る個展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展の担当キュレーター・瀧上華が、開催に至るまでの軌跡を振り返る。
第11回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第11回は、写真家・川内倫子の新作シリーズ「M/E」を中心に、10年の活動について振り返る個展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展の担当キュレーター・瀧上華が、開催に至るまでの軌跡を振り返る。
第6回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第6回は、2015年に開館した「明当代美術館(McaM)」をお届けする。
第10回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「サンパウロ」は、独立200周年を迎えたブラジルの植民地時代からの歴史に起因する、諸問題に対する社会批判の数々を3つの展覧会から紹介する。
第65回
雑誌『美術手帖』1970年2月号「発言する新人たち」特集より、座談会「〈もの〉がひらく新しい世界」を公開。今日「もの派」と呼ばれる彼らが作品や制作をどう捉えていたか、その思想をひもとく。
第58回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第58回は、断熱材や発泡スチロールで城などの立体物を制作する山下弘明さんに迫る。
第3回
『海月姫』『かくかくしかじか』『東京タラレバ娘』などで知られるマンガ家の東村アキコ。このたびNFTでアートの世界へ本格進出することになった東村に、その理由や今後の展望について聞いた。(PR)
第9回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「パリ」では、クリストとジャンヌ=クリードの《包まれた凱旋門》や「永遠の一瞬」展、「POUSH」の3つの事例を通して、異国の文化や才能を取り入れながらも、自国のアイデンティティを失うことなく、歴史を重層化させるフランスの首都パリの実験精神について検証する。
第9回
アートの世界に限らず、すべての芸術文化活動に関係する著作権。この著作権が消滅すると、いわゆる「パブリック・ドメイン」となり、誰もが自由に利用することができるようになる。一見わかりやすいこのパブリック・ドメインだが、他の権利との関係は意外と複雑だ。ライフワークとしてArt Lawに取り組む弁護士・木村剛大が詳しく解説する。
第4回
銀座メゾンエルメス「フォーラム」は強い日の光が差し込み、写真の展示がむずかしいと言われてきた。そうした環境下で田口和奈は、どんな展示をおこなったのか。その作家像について、同じく作家であり、長年、田口の作品を見続けてきた岩永忠すけ、松原壮志朗と、進行に同展キュレーターの説田礼子も加わり、対話してもらった。
第8回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「カッセル / ベルリン」では、5年に一度の国際展「ドクメンタ15」を契機に、カッセル市内やベルリンに設置されている慰霊碑・記念碑の現代的意味を考える。
第2回
近年、頻繁に耳にするようになった「NFTアート」。その基本的な仕組みを紹介しながら、実際に購入する方法や所有した後に生まれる活用の可能性などを紹介したい。 (PR)
第7回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「ロンドン」では、「戦後近代:英国における新しい芸術 1945-1965」展などから、直面した社会危機を乗り越え、再生するために必要な想像力の源泉をさぐる。
第14回
急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、アートコレクターでありオークション会社での勤務経験もある塚田萌菜美が訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。
第5回
2024年、アジア太平洋地域本社の拡張を計画しているクリスティーズ。ここ数年、同社の成長を牽引している中国市場や、海外ギャラリーの進出や初回のフリーズ・ソウルの開催により台頭している韓国市場、そしてアジアにおける2番目に大きなチームを擁している日本市場で、それぞれどのようなアプローチをとっているのか? 同社アジア・パシフィック社長のフランシス・ベリンに話を聞いた。
第3回
国内美術館での初の個展を開催した画家・工藤麻紀子。20年にわたって、少しずつ画風を変化させながら、夢と現実が混在する風景を描いてきた。現在の日本のペインティングを語るうえで欠かせない存在となった作家に話を聞いた。
第3回
美術館・博物館に行った際にはセットで訪れることが多いミュージアムショップ。日本全国にあるミュージアムのなかからとくに注目したいものを、ミュージアムショップのプロである株式会社メソッド代表取締役・山田遊がバイヤー目線で紹介する。第3回は、2020年に開館した京都市京セラ美術館のショップ「ART RECTANGLE KYOTO」。
第7回
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。画家としての自覚を取り戻す。
第6回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「ニューヨーク」は、恒例の「ホイットニー・ビエンナーレ2022」。パンデミックや政権交代という大きな社会動乱のなかのアメリカの空気感を伝えている。
第3回
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説。第3回は現代アートの「現代」という言葉にフォーカスする。
第63回
アンディ・ウォーホルの回顧展「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」(京都市京セラ美術館)の開催にあわせて、雑誌『美術手帖』2014年3月号より、井上康彦によるウォーホルの「銀」の意味を読み解く論考を公開。作品やスタジオ「ファクトリー」を輝かせた時代の色を検証する。